本日FP3級、2級試験でしたが、受験された方はお疲れさまでした。
まずはこれまでの努力の労をねぎらわれ、ゆっくりされて下さい。
また本日試験とのことで、FP関連の話題が出て来るかと思います。
筆者はFP3級から学習を開始して、FP2級、AFPを経て上位FP資格であるCFP®資格まで1年5ヶ月で取得しています。
今後、受験を検討されようとしている方のために、入門編でもあるFP3級に必要な主な学習方法について、7つ(インプット4つ、アウトプット3つ)を紹介したいと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)3級合格のための学習方法7選
この記事では、以下の内容を紹介します。
・FP3級合格のための学習方法7選(インプット学習4つとアウトプット学習3つの紹介)
・FP3級の学習で大切なこと
特に、『FP3級合格のための学習方法7選(インプット学習4つとアウトプット学習3つの紹介)』でおもな学習方法を紹介していますので、是非ご参照ください。
いつの試験をターゲットにするかで動き方が変わります!
決めたタイミングで自らを最高のパフォーマンスに持っていくことが、試験攻略の一番の近道です。
闇雲に始めても、「あれ、そういえば一体いつまでに何をしなければならないんだっけ?」っていうことがブレがちになる事もあるためです。
取得する目的が明確になっているかも大事!
本日終わって次回は5月ということで、新たに検討される方は最短でそこを目指すことになるかと思います。
前回のブログ『FP3級試験に向けての心構え』
でも触れましたが、まずは取得する目的を明確にしてから臨まれるのがいいかと思います。
というのも、これが無いと試験までのモチベーションが続かないためです。
明確なイメージが出来れば出来るほどいいかと思います。
いつの試験をターゲットとするのか
それをもとに、試験日のターゲットを選定しましょう。
最短では次回は5月ですが、5月をターゲットとするとなると、新たに勉強を始められる方は対策に入っていくことが望まれます。
『3級、2級FP技能士の学習時間』
でも記載させて頂きましたが、3級合格のためには、おおむね80~150時間が必要と言われています。
そのためには、残り4か月を狙うのか、それとも次回の9月までの間の8か月を狙うのかで対策がずいぶん変わってきます。
仕事や家庭の環境を見据えて、ターゲットを選定してみることをお勧めします。
FP3級合格のための学習方法7選
FP3級に限らずですが、資格試験の学習方法には「インプット学習」と「アウトプット学習」に大きく分けられます。
『FP3級攻略』の中の『FP3級の攻略方法』
でも記載していますが、過去問学習を中心としたアウトプットを意識した学習方法が合格への近道です。
インプット学習
文字通り、頭の中に入れていく学習方法ですが、テキストを読んだり、分からない単語や意味などをサイト検索で調べたりして充実を図っていきます。
テキスト
自分のあうテキストを選んで繰り返し読んだり、気になる点を追記したりすることで、他人とは違う、自分のオリジナルテキストに仕上げていくことが重要です。
また、別の記事でもお勧めテキストを紹介しています。
FP(ファイナンシャルプランナー)3級合格のためのテキスト選び
筆者のお勧めは、テキストを選んだ後に、具体的に自分自身が補足しておきたい点をテキスト内に書き込むことで、「自分のオリジナルテキスト」に仕上げていくことです。
FP3級から上級FP資格のCFP®を最短で取得した筆者も、全てこの方法で、既存テキストがボロボロになり、前のテキストの文面がわかりづらくなるぐらい書いていました。
これにはタブレット学習法
が適するのですが、紙のテキストであっても、自分が理解出来れば手法は問わないと考えています。
動画(YouTube)
YouTubeには非常に分かりやすく解説されている動画もあります。
他でFP試験紹介されている方も推奨されていますが、YouTuber講師『1級FP技能士 おーちゃんTV』について書かれている方が多いですね。
講師の個性が出た構成になっていますが、非常に分かりやすく、また無料で視聴することができますので、苦手な箇所だけでも繰り返し観ることで学びがあるかと思います。
余談ですが、私がFP3級、2級を受験した時には、苦手な箇所をおーちゃんTVで検索して繰り返し見ていました。
特にライフプランニングでだれもがつまづく「6つの係数」ですが、おーちゃん先生の「しげしげしげ」という言い回しで定着しました。
CFP®試験においても有効に機能した覚え方でしたので、そういった語呂合わせは『1級FP技能士 おーちゃんTV』が使えると思います。
サイト検索
数多くの受験経験者や講師がFP試験の中でも、問題において引っ掛かる点について、サイトを検索すると沢山でてきます。
ググった記事は非常に重要なことを書いているので、読み流すだけではもったいないですよね。
丁寧に紹介されているサイトもあるので、そこを繰り返し読んだり、自分のテキストに加筆したりして、知識を積み増していくことが大切です。
オリジナル語呂合わせ
テキストやYouTuber,そして自分で検討する覚え方など、語呂合わせを習得するとさきほど紹介した「しげしげしげ」ではないですが、一生使えるものもあります。
「おーちゃんTV 6つの係数」で検索すれば出て来るかと思いますので、参考にしてみてください。
オリジナル語呂合わせは講師独自で様々なものが開発されています。
自分に合った講師を見つけて、継続的に使っていくことが大切です。
FP3級の学習で得た語呂合わせ知識は、法改正や制度改正で内容が変わらない限りは永久に使用できます。
記憶に定着しやすい語呂合わせは、資格取得後も十分活かすことができる有効的な手段でしょう。
アウトプット学習
アウトプット学習は過去問を繰り返し解くこと、これが一番の近道です。
ここに大部分の時間を割いて対策を練りながら、以下で紹介する自分オリジナルテキストを創っていく、そんな流れが望ましいと考えています。
FP3級 過去問道場の活用
一方で、繰り返し解く場合は、やはりFP3級ドットコムさんの『過去問道場』でしょう。
これは直近の試験の問題まで踏まえられており、膨大な量の過去問がランダムに出題され、またどこが出来なかったのかが可視化される神サイトだと思います。
当時高順位を狙うべくゲーム感覚でやっていましたが、繰り返しやることで、苦手な箇所が分かりやすく可視化されます。
また、スマートフォンでも利用可能なので、本当に便利です。
FP協会ときんざいの過去問
FP協会や、きんざいは過去問と解答を開示していますので、それぞれダウンロードできます。
正確に時間を計測して実施したい場合は利用することも可能です。
ただし、回答のみで、解説が無い点に注意が必要です。
模試
受験団体でもあるきんざいや、受験予備校から模擬試験の受験が可能です。
FP3級の受験生にとっては、資格試験の受験を暫くしていない、または学校受験以来、初めて受験される方もいることと思います。
初めての受験は、どのような試験であっても非常に緊張するものです。
事前に模擬試験を受験しておくことで、多くの方がいる場で問題を解くこと、さらには時間配分を適切におこなうことなどのコツを掴むことも可能です。
ただ、模試受験の結果、仮に点数が悪くても絶対に一喜一憂しないことです。
本番試験までに残された時間があることや、出題傾向が予備校と実際の試験では違うものも多いため、解けないものも出てきます。
点数が気になる方は、模擬試験は避けて、その間は過去問道場などの過去問を繰り返し解くことで十分でしょう。
FP3級の学習で大切なこと
学習していく中で大切なことと言えば、以下のような点が挙げられます。
テキストは1冊で十分!
テキストは1冊で十分、全くその通りだと実感しています。
あれもこれもテキストを手出しするのは無用で、一度選んだテキストを信じて進むのが最短合格への近道です。
理由は次の「自分のオリジナルテキストを創る!」に記載します。
自分オリジナルのテキストを創る!
先ほども少し触れましたが、自分のオリジナルテキストについてです。
テキストにカリキュラムのすべてが完全網羅されていればいいですが、著者や出版社の方針や、予備校の方針により組み立てられています。
受験生の理解のしやすさもまた非常に重要なポイントで、ある程度絞り込むことで、合格実績を上げていかなければなりません。
選んだテキストによって、勉強した箇所が浅くしかテキストに盛り込まれていないなどもありがちですが、そこは加筆をして充実させれば自分オリジナルのテキストに仕上がります。
ちなみに筆者の学習方法はノートはなく、テキストに直接書き込むスタイルです。
「テキストを見ればすべてが分かる」
そんな自分自身のバイブルに仕上げるのも一つの方法です。
私の自己流テキストとしては、電子化したテキストをノートアプリ「GoodNote5」に取り込んでテキストに直接書き込んで学習したり、書籍の間にノートを追加してコメントをすることで、オリジナルテキストとして活用していました。
理解できなくてもとにかく先に進める!
FP3級は浅く広くをモットーに、理解できない場合であっても時間をかけ過ぎないことが大切です。
とりわけ、全体が進んでいない、または過去問を何周か出来ていない場合はなおさらかもしれません。
結果的に他の要素が絡んで、悩んだところについて時間が解決する場合もあります。
満点を狙いに行く必要は全くない!
FP3級は学科、実技ともに6割以上で合格の絶対試験です。
ここは勉強する上で非常に大事な論点です。
100点を狙わずとも、6割を揺るぎないものにすれば合格できます。
直前になると「あれもこれもまだ覚えていない」という状況に陥るかもしれません。
極論ですが、4割覚えていなくても、6割覚えていたら合格も十分可能性があります。
アガルートアカデミーのFP講座などの通信講座は、「6割取れればいい」と明言しており、合格すれば100点であろうが、60点であろうが、問題ありません。
そういう考え方で臨む方が結果は出やすいかと思います。
とりわけ、FP合格率において非常に高い合格率を誇るアガルートアカデミーは、私もテキストでお世話になったおーちゃん先生の分かりやすい講義があります。
語呂合わせもお世話になり、今でも覚えていて使っているぐらいなので、実務でも重宝するでしょう。
電子書籍(PDF)が無い場合
ニーズは増えているのですが、ほとんどの書籍が電子書籍が無く、またPDF対応していません。
PDF対応している書籍が望ましいのですが、存在しない場合はスクリーンショットを取ってデータ化してPDF変換することも考えられますし、紙のバージョンで買って自炊することも考えられます。
ただし、電子データに変換する場合は著作権法上の問題もあるため、ご自身の使用の範囲内で使用されることをお勧めいたします。
電子データを活用したタブレット学習法については、別のブログ記事で解説いたします。
まとめ
学習に取り組む姿勢や学習方法など、一部紹介いたしました。
また今回詳細を記載しなかったところについては、別途紹介させて頂きます。
・いつの試験をターゲットにするかで動き方が変わる
・FP3級合格のためのインプット学習4つとアウトプット学習3つについて確認する
・FP3級の学習で大切なことを意識する
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