FP副業は未経験でも可能?最初の90日ロードマップ|資格別(3級・2級・AFP・CFP・1級)実践編

副業
スポンサーリンク

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含んでおります。ご了承ください。

「FP資格は取ったけれど、実務経験がない自分に副業なんて無理だ……」 「クラウドソーシングを見ても、募集要項に『経験者のみ』と書いてあって気後れしてしまう」

結論から言えば、FP副業は未経験からでも十分に可能です。

ただし、やり方を一歩間違えると、1円も稼げないまま挫折するだけでなく、誤ったアドバイスで信用を失い、取り返しがつきにくいルートに入ってしまいます。成功しているFPは、特別な才能があったわけではありません。ただ、「信用を作る順番」を忠実に守っているだけなのです。

特に資格を取った直後は、やる気が空回りして「やってはいけない行動」に手を出しがちです。まずは冷静に、今の自分が立つべき位置を確認しましょう。

👉 FP2級を取った直後に「やってはいけない3つの行動」


スポンサーリンク

FP副業でいう「未経験OK」の正体

多くの副業サイトで見かける「未経験歓迎」という言葉。これを「何もできなくても教えてもらえる」と解釈すると、確実に失敗します。

「実績ゼロでもOK」と「何もできなくてOK」は違う

クライアントが言う「未経験OK」とは、あくまで「FPとしての実務経験(=仕事としての実績)がなくても、前提となる知識は備わっている」という意味です。 FP資格は、いわば「最低限の土俵に立つための免許証」に過ぎません。土俵に上がった後に「何をすればいいですか?」と受動的な姿勢でいる人は、即座に淘汰されます。

企業・依頼者が見ているのは“実績”ではなく“再現性”

いきなり「100件の相談実績」を求められることはありません。
企業や依頼者が本当に見ているのは、「この人に任せたとき、毎回同じ水準のアウトプットが返ってくるか」という再現性です。

具体的には、
✅説明に論理的な一貫性があるか、
✅根拠や出典を明確に示せているか、
✅分からない点を曖昧にせず、正確に調べて回答する誠実さがあるか、
といった点が無意識にチェックされています。

これらは、実務経験の有無とは関係なく、今日から示すことができる「信用」の材料です。そのため未経験者が最初に取り組むべきなのは、「実績作り」ではなく、自分はどの分野で、どの情報を、どの手順で整理し、どこまで説明できるのかを明確にすること、すなわち自分自身のスキルやキャリアの棚卸しになります。


スポンサーリンク

なぜ「90日」なのか?(期間設定の理由)

短すぎても長すぎても、FP副業はうまくいきません。

30日だと、多くの人がインプットだけで終わり、外側に見せられる「材料」が揃いません。これではクライアントも判断のしようがありません。 一方で180日だと、成果が見えない状態が長く続きすぎてしまい、本業との両立が崩れて折れやすくなります。

90日(3ヶ月)こそが、インプットを形にし、最初の1円を手にするための「信用の芽」を作る最短ラインなのです。


スポンサーリンク

【全資格共通】90日ロードマップ全体像

90日間を、「何が手元に残るか」という視点で、次の3フェーズに分けます。

  1. 0〜30日: 「できること」を言語化する期間 → 説明用メモ・対応範囲が手元に残る

  2. 31〜60日: 「第三者に見せられる形」にする期間 → PDF・記事など、応募時に添付できる材料が揃う

  3. 61〜90日: 「小さな依頼を受けに行く期間」 → 実績1件(完遂経験)が手元に残る

本格的なロードマップに入る前に、「FP副業にはどんな種類があるのか」という全体像を把握しておくと、この先の作業がスムーズになります。

👉 FP副業の全体像(どんな型があるか)を先に見たい方はこちら


【0〜30日】信用の“素材”を作る(実績0→準備完了)

まずは自分の手札を確認します。ここでのポイントは、「全部できる」とは絶対に言わないことです。

資格別に「提供できる価値」を整理する

ここで重要なのは、資格の上下ではなく「任せてよい範囲」を明確にすることです。未経験者ほど、「できること」を広げるのではなく、責任を持てる範囲を絞ることが信用につながります。

✅FP3級
家計管理の伴走、公的制度(高額療養費等)の図解解説。
制度の一次情報を整理し、「難しい話を分かりやすく噛み砕く役割」に徹することで、十分に価値を提供できます。

✅FP2級
Web記事の執筆・監修補助、簡易的なキャッシュフロー表の作成。
実務の“すべて”を担うのではなく、専門家が最終判断しやすい形に整える補助役として重宝されます。

✅AFP
FP2級の内容に加えて、協会指定の提案書作成スキルを活かした下書き代行。
一定の実務水準を前提に、「型のある成果物」を安定して出せる点が強みになります。

✅CFP
専門家(税理士・社労士等)向けの調査レポート作成補助。
高度な判断そのものではなく、判断に必要な情報を正確に集め、整理する役割です。
このポジションは責任範囲が明確で、未経験スタートでも信頼を積み上げやすいのが特徴です。

✅FP1級
制度全体を横断した整理力を活かし、シミュレーション設計や提案ロジックの組み立て補助を担うポジションです。
最終判断や助言は行わず、「どう考えるか」「どこで判断が分かれるか」を構造化する役割に徹することで、法人・専門家側からの信頼を得やすくなります。

実績ゼロでも“選ばれる”プロフィールの作り方

「実績:なし」と書くのではなく、「何ができる作業の型か」を誠実に記載します。

【プロフィールテンプレ例】

【FP3級向け(補助・リサーチ役)】 「FP3級の学習範囲をベースに、制度の一次情報(公的サイト・一次資料)を当たって整理し、図解に落とす作業が得意です。実務経験はありませんが、出典を明記し、断定せず、分からない点は確認した上で納品します。対応範囲は、家計管理の伴走、制度の図解、記事の一次チェックまでに限定しています。」

【FP2級以上向け(監修補助・資料作成)】 「〇〇業界に10年在籍しており、住宅ローンと火災保険の分野に強みがあります。FP2級の知識を活かし、専門用語を噛み砕いたWeb記事の構成案作成や、キャッシュフロー表の精緻な下書き作成が可能です。」

「自分はどのジャンルを攻めるべきか?」で迷う場合は、こちらの記事で選び方を整理してください。

👉 「自分はどの型が向く?」で迷う場合は、選び方を先に整理してください


【31〜60日】信用を「見える形」にする

「私は詳しいです」と口で言うだけでは不十分です。応募時に添付できる「動かぬ証拠(ポートフォリオ)」を作ります。これを持っているだけで、クライアントから見たあなたは「ただの資格保有者」ではなく、説明できる人(=依頼しても再現できそうな人)に変わります。

【レポート構成サンプル(未経験FPが“信用を示す”ための完成形)】

もっとも効果的なのは、想定読者の悩みを解決する A4用紙1〜2枚のPDFレポートです。

タイトル案:
『30代共働き夫婦のための、新NISAの始め方
― 制度の誤解を解き、失敗を避けるための判断軸整理 ―』

として一例を紹介します。

制度の基本整理

「なぜ今、新NISAを“やる/やらない”を判断する必要があるのか」

・旧制度と新NISAの決定的な違い(非課税枠・期間・使い方)
・「とりあえず始める人」が見落としがちな3つの前提条件
・このレポートで“できること/できないこと”の明示

👉 制度解説に留め、投資判断は絶対に行わない


20年間シミュレーション(考え方の可視化)

「数字を見る目的は“当てる”ことではなく“ブレを減らす”こと」

・想定条件の置き方(積立額/利回り/家計前提)
・好調ケース・平均ケース・低迷ケースの3パターン比較
・「増える/減る」よりも重視すべき判断ポイントの整理

👉 結果ではなく、考え方のフレームを示す


銘柄選びで失敗しないための3つの判断軸

「おすすめ銘柄」ではなく「選び方」を示す

・判断軸①:制度との相性(つみたて枠/成長投資枠)
・判断軸②:コスト構造(信託報酬・隠れコスト)
・判断軸③:家計・ライフイベントとの整合性

👉 具体名は出さず、判断基準のみを提示


今日からできる具体的開始ステップ

「調べる → 決める → 動く」を分解する

・ステップ1:金融機関選定時に必ず確認するチェック項目
・ステップ2:初期設定で迷いやすいポイント整理
・ステップ3:始めた後に“やらなくていいこと”の明示

👉 未経験者が一番つまずく部分を先回り


免責事項・立場の明確化

・本レポートは制度理解と判断軸整理を目的とすること
・最終的な投資判断は本人が行うこと
・個別銘柄・利回り保証は行わないこと

以上を踏まえ、本レポートは「何を買うか」を決めるためのものではなく、新NISAという制度をどう理解し、どの判断軸で行動するかを自分の中に持つための“整理用の地図”として活用してください。


【61〜90日】最初の1件を取りに行く

いよいよ実践です。ここでの目的は「稼ぐ」ことではなく、「案件を事故なく完遂する」ことです。

未経験者が事故らないための案件選び

最初から重い責任を負う案件(フルオーダーの資産相談など)は避けましょう。

  • 範囲を限定する: 「ライフプラン全体」ではなく「家計簿の仕分けアドバイスのみ」など。

  • 安全を確保する: トラブルを未然に防ぐマインドを学びましょう。

👉 未経験者が事故らないための「安心・安全な副業の始め方」

最初の1件を「通す」場所

最初の1件は、クラウドソーシング等のプラットフォームを使うと、案件の型が分かりやすく、条件も明文化されているため取り組みやすいです。

👉 クラウドワークスやココナラで最初の1件を「通す」方法

実際に応募する際の具体的なサイト候補はこちらにまとめています。 👉 実際に応募・登録する“場所”の候補は、こちらにまとめています


資格別:未経験から副業に繋がりやすい現実ルート

資格ごとに「できること」や「目指すべき副業の形」は異なります。重要なのは、いきなり独立や高単価案件を狙うことではなく、その資格で“最も現実的に信用を積み上げられる立ち位置”を選ぶことです。

ここでは、未経験からでも無理なく副業につながりやすい、資格別の現実ルートを整理します。

✅FP3級: 「副業」として独立するのではなく、まずは上位資格者のサポート(リサーチ・図解作成)から入るのが賢明です。現場の「生の声」を知る絶好のチャンスになります。

✅FP2級: Webライター(記事執筆)や監修補助が最も案件が豊富です。特定分野(不動産、保険等)の職歴があれば、一気に単価が上がります。

✅AFP: 資格の継続教育で得た最新知識を活かし、SG(スタディ・グループ)等での繋がりから紹介を狙うのも有効です。

✅CFP: 個人の相談を受けるよりも、法人や専門家事務所の「高度な補助スタッフ」として、より専門性の高い実務に食い込むことができます。

FP1級:CFPと同様に個人相談を前面に出すよりも、法人・専門家・事業者側の実務補助や設計支援に強みがあります。特に、制度整理・シミュレーション設計・提案書のロジック構築など、「判断そのもの」ではなく判断材料を組み立てる役割で評価されやすく、未経験でも実務に入り込みやすいポジションです。

このように、どの資格であっても共通して言えるのは、最初から「主役」を張ろうとしない方が、結果的に早く信用と実績が積み上がるという点です。自分の資格に合った役割で現場に入り、補助・裏方・調査といったポジションから関与することが、未経験者にとって最も安全で、かつ再現性の高い副業ルートになります。


よくある失敗パターン

FP副業でうまくいかない人の多くは、能力や知識が足りないわけではありません。原因のほとんどは、「やる順番」を勘違いしていることにあります。

典型的なのが、最初に
「この資格で、いくら稼げますか?」
と報酬の話から入ってしまうケースです。信用も実績もない段階で金額を気にしてしまうと、必要な準備を飛ばし、判断を誤りやすくなります。

次に多いのが、PDFやレポートといった説明材料を用意しないまま、高単価案件に応募してしまうことです。結果として、
✅条件の重さに耐えきれない
✅説明不足でトラブルになる
✅「やっぱり自分には無理だ」と自己否定に陥る
という負のループに入りがちです。

一方で逆の失敗もあります。自分の資格や経験を過小評価し、「まだ勉強が足りない」「もう少し準備してから」と行動を先延ばしにしてしまうケースです。
この場合、いつまでも“スタートラインの外”に立ち続けることになります。

これらの失敗は、才能や適性の問題ではありません。
「信用 → 準備 → 小さな実践」という順番を知らないだけなのです。

👉 FP副業でうまくいかない人が、最初に勘違いしている3つのこと


まとめ:実績は「作りながら見せるもの」

FP副業は、未経験からでも可能です。 ただし、「90日で信用を作る順番」だけは絶対に守ってください。

実績は「作ってから見せるもの」ではありません。 「作りながら、そのプロセス(PDFやプロフィール)を見せていくもの」です。

今あなたが何級であっても関係ありません。今日やるべきことはたった1つ。 「自分が今、誰に対して、どんな価値を提供できるか」を、1枚の紙に書き出すこと。

「どの型を選ぶべきか」で迷うなら、先に選び方だけ整理しておくと、90日の作業がブレません。

👉 FP資格取得後の効果的な副業とは?すぐにでも実践可能な4つを紹介

そこから、あなたのFPとしての新しいキャリアが始まります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました