FP(ファイナンシャルプランナー)資格を活用して副業を考えたい方も多いと思います。
FPは実は副業や兼業でも活かしやすい資格です。
実際に筆者が、上級FP資格であるFP1級やCFP®、さらに他の不動産資格保有しているうえ、クラウドワークスの中でも上位受注者や評価が高いワーカーが認定されるPRO Crowd Workerにも認定され、副業を実践しているためです(23年1月末現在も継続)。
加えて、FP資格とともに他資格や他のスキルを持っていると、他のFP資格者と明らかな差別化や競争優位性が築けます。
経験含め少し深堀して分析してみましたので、この記事を確認することで、FP3級、そしてFP2級やFP1級取得を通じて、どなたでもFP副業の可能性が広がることでしょう。
FP資格×他資格・スキルを使ったFP副業や兼業4選
FP資格者が差別化できる、FP資格×他資格・スキルを使ったFP副業や兼業4選として、
2.FP×宅地建物取引士
3.FP×賃貸不動産経営管理士(賃管士)
4.FP×簿記
について紹介します。
なぜこれらの資格が有効なのか、詳細を紹介するとともに、無料で登録できる副業紹介サイトとも連携することで、相乗効果が期待できます。
FPが副業や兼業に向いている理由
まず初めに、そもそもFPがなぜ副業や兼業に向いているのでしょうか。
それなりに特徴がある資格ではありますが、おもに以下の点が挙げられます。
FPは主に個人を対象としている
FPは法人ではなく、おもに個人を対象としているサービスである特徴があります。
顧客が中小企業のオーナー社長という場合は法人とも言えなくもないですが、基本的には個人のライフプランニングや、相続、保険、不動産等、個人に紐づくサービスが中心です。
相手が個人であるため、個人対個人で対応することで、柔軟かつ機動的に対応が可能でもあります。
もちろん、顧客が対個人であっても、対法人同様の倫理観をもって対応することが望まれます。
週末やアフターファイブ・夜間に活動しやすい
特に働いている人を対象とすると、平日の昼間に対象にするのは難しい場合もあります。
老後のライフプランや、相続対策等、高齢でリタイアされた方を対象とする場合は平日の昼間も可能かもしれません。
ただ、FPが親和性があるお金が一番必要な世代は、子どもが育ち盛りの方も多いでしょう。
住宅ローンの相談センターや申し込みの金融機関、保険の見直しの窓口も、週末に営業している場合が多いです。
また、働いている方に対して、終業後WEB会議システムや対面での面談に対応することも可能です。
従って、FPはそんな週末やアフターファイブに活動する個人を対象とするサービスと親和性があると言えます。
週末・アフターファイブ起業にも適する資格がFPと言えるでしょう。
執筆やWEBライティングと親和性があり手軽に稼げる
FP副業を行ううえで一番始めやすいのがライティングです。
筆者が書いているブログもそうですが、クラウドワークスやココナラなど、副業と親和性があるサービスが活況を呈しています。
そんなサービスの中にも、FP資格を保有している執筆者を募集している所も比較的見られます。
各サービスからFPと検索するだけで容易に複数見つけることができるでしょう。
またFP科目にある分野としての不動産や、保険、金融などで一定のスキルやノウハウをお持ちなら、非常に多くの執筆募集があります。
ただし、ライティングで資格者を募集しているのは、FP2級やAFP、さらに上位のFP1級やCFP®資格者が多くなっていますので、ここに該当する方はどなたでも可能性があると言えるでしょう。
さらに、最近では資格試験や資産運用をアドバイスするFP YouTuberも多くいらっしゃいます。
顔出しするかどうかはありますが、視聴者が増えるといいビジネスにはなります(そこまで行くのが大変なのですが…)
FPとして手軽に稼げる手段を築けるという点は非常に大きいと思います。
FP資格とライター・ライティングスキルの親和性は、詳しくはこちら
で紹介しています。
ライティングを通じて副業経験を積み増すことで、今後の拡張性も出てくるでしょう。
FP資格は在宅ワークと非常に親和性がある
FPの関連業務はPC(パソコン)やスマホさえあればどこでもできる業務です。
ライティングはその典型ですし、ライフプランの作成や顧客とのWEB面談全てにおいて、自宅からPC1台で対応可能です。
YouTuberとなる場合ももちろんPC対応なので、在宅ワークとの親和性が非常にあると言っていいでしょう。
FP以外に副業向きの資格や身に付けたいスキル
FP以外に筆者が副業向きと思った資格について、前述で記載した事柄が踏まえられている資格を中心に確認してみます。
WEBライター系資格やスキル
改めてですが、このWEBライター系の資格やスキルは、FP副業・兼業とかなり親和性があると思います。
WEBライター系資格としては、「Webライティング能力検定」や、「文章読解・作成能力検定」、更に各級のレベルがあるものとして「日本語検定」なども考えられます。
さらに、WEBライティングという観点からだけではなく、WEB知識としての充実を図るために、「SEO検定」も興味深いものがあります。
先ほどのクラウドワークス内にも、その中で評価される資格があります。
WEBライターのスキルは必ずしもFP資格を取る必要はなく、繰り返し受注を受けることでスキルが向上するでしょう。
受注をして稼ぎながら、ライターの勉強ができるというメリットはWEBライターならではではないでしょうか。
WEBライター系スキルを充実させることで、パソコンに向き合っているだけで完結するFP副業・兼業も可能です。
マンション管理士
マンション管理士は、マンションの管理組合を相手にすることが多い資格です。
マンションの管理組合の活動である「理事会」や「総会」はほとんどが週末やアフターファイブに開催され、平日昼間に行われることは余りありません。
これはマンションの管理組合がマンションの区分所有者個人の集まりであることから、平日は業務を行っている方がほとんどであり、平日の開催は調整が難しく不向きです。
その他、自治体のマンション実態調査もありますが、こちらも対象となる理事長が週末在宅している事が多い傾向にあります。
従って、平日夜間や週末の空いた時間の活動が比較的多くなります。
筆者自身がこの資格を取得したのは、平日ではない土日に活動できるという観点からでした。
FP副業とは親和性があるかは直接的には難しいうえ、資格難易度もやや上がるので、取得のうえ、実業にするには時間を掛けなければならないかもしれません。
明確に言えることとしては、マンション管理士はマンションの高経年化とともに住民の高齢化や、国や自治体のマンション管理の評価制度の発足に伴い、今後は管理組合の相談相手として非常に重要な資格となってくることは間違いないでしょう。
宅地建物取引士(宅建)
マンション管理士同様の不動産系ですが、マンション管理士と違って宅地建物取引士(宅建)は独占・必置業務があります。
不動産屋(宅建業者)さんは原則土日は営業しており、水曜日など平日が休みの所もあります。
この土日に稼働を当て込むことができます。
また、宅建業は、専任の宅建士を設置する必要がありますが、専任でなくても歓迎される場合があります。
それは、3大独占業務である
「重要事項説明書への記名・押印」
「契約書面への記名・押印」
は宅地建物取引士でなければならないというものです。
これは事務所ごとに設置されている専任の宅建士に限定されておらず、補助的に行うことができる宅建士でもOKとなります。
勿論、記名、押印を行う責任が伴うため、その点は宅建業者との整合と、本人認識の上で対応する事が必要です。
FP副業に活かす資格の掛け算を4つ紹介
資格取得に当たり筆者が特に意識したいのが、FPと他の資格との掛け合わせは、スキルに厚みが増すため、非常に有効でしょう。
FPとして差別化することにより、競争優位を築いていくことも可能です。
基本的に税理士や社会保険労務士等、FPとの親和性は高いものの、難関資格は省いて4つのセットについて注目してみます。
FP×WEBライター系資格やスキル
一番早くかつ資格取得後即取り組めるのがこちらのFP×WEBライターです。
保険や投資、不動産投資、年金等の金融・不動産系ライターとしての活動が考えられます。
本文を執筆する事もあるかと思いますが、実績を積めば監修者としても対応することもできるでしょう。
筆者も分野はFP系に限らず、監修、執筆双方やったことがあります。
また、現在はマンション管理士として、とある企業のマンション管理系コラムで執筆したりしています。
FP×宅地建物取引士
続いて、FPを不動産に寄せた資格の掛け算も有効かと考えられます。
不動産FPとしてのベースがあれば、ローンの相談から売買契約まで一気通貫できるでしょう。
ローンを組む金融機関の情報は予め準備しておく等、売買に絡む一連の知識やスキルは必要になりますが、FPとしての裏付けがあれば信用度も高まると考えられます。
筆者も常に考えている働き方ですが、週末のFP宅建士として、宅建業者と組むのも一つです。
FP×賃貸不動産経営管理士(賃管士)
国家資格化に伴い、一気に注目されるようになった賃貸不動産経営管理士との掛け合わせです。
宅建が売買や個別の賃貸等、宅建業に絡むところであるのに対して、賃管士は宅建業に該当しない、アパートを運営する大家業に絡むところです。
運営管理面としての大家さんへの助言や管理に加えて、大家としての不動産投資面や税金面での課題、住宅ローンへのアドバイスが親和性として挙げられます。
特に平日は本業のビジネスマンとして働いている大家さんの場合、お互い副業となる週末に打ち合わせが出来るメリットもあります。
賃貸不動産経営管理士は、FP2級と難易度的にも近いレベルですので、トライしてみるのもいいかもしれません。
FP×簿記
そして常に注目度が高いのが簿記2級です。
FPは個人を対象としたものが中心ですが、法人に関する計算もFP試験には出題されます。
簿記2級の場合、出題対象は中小企業が多いですが、中小企業での経理部門は外注に出して決算仕訳を行っているところも比較的多いでしょう。
中小企業は慢性的に人手不足なので、外注に出して決算を締めているところや、顧問税理士に手伝ってもらっている会社も多いのが事実です。
そのような決算を手伝っていく場合には、簿記の資格、特に簿記2級以上であれば副業には非常に有利となります。
個人としてのFPとともに、法人としての簿記資格があれば、数字に対する強さの証明にもなるでしょう。
平日昼間ではなく、平日夜間や週末でも対応可能な企業があればねらい目かもしれません。
ただし、簿記2級はFP2級に比べ難易度が高いので、まずは簿記3級からのトライでもいいでしょう。

【登録無料】FP副業に有効なサイトにまずは登録してみる
資格を取得した後の方がいいのですが、まずは登録無料の副業紹介サイトに登録してみて、自らの可能性を探っていくことをお勧めします。
※資格を取得する前は学習に集中されることをお勧めいたします
具体的には、以下の様なサイトが仕事を発注する側も対象者を探しているので、マッチすれば仕事に繋がる可能性が高いと考えられます。
とりわけ、登録者数が多く副業に人気のクラウドワークス とランサーズ、coconala(ココナラ) について紹介します。
各クラウドサービスは、FP資格を持つ業務、とりわけFP2級以上の保有者を対象とした募集が多く見られます。
各サイトもちろん登録は無料です。

クラウドワークス
手軽に副業が出来るサイトとしては日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」 ですが、筆者も比較的どのような仕事があるのか、見る事も良くあります。
検索しながら見ていて、仕事の合間でも対応可能な業務の募集が比較的あるため、たまに応募してみたりしています。
最近も時間がある時には仕事を受けることもありますが、比較的クラウドワークスを通じて副業をしており、現在PRO Crowd Workerに認定されています。
筆者が持ってる資格のキーワード検索(FP1級、FP2級、CFP®、AFP、マンション管理士、宅建等)は比較的引っ掛かってくることもあるので、各資格においてどのような仕事がニーズとしてあるのかを定期的に見ることでトレンドを追ったりしています。
中でも、FP資格を持つ方を指定して金融系や不動産系、保険系の記事の募集が比較的多いです。
最初は文字単価1円前後からと単価が安いかもしれませんが、まずは何事も経験ということで、クラウドワークス はまずはトライしてみるのも非常にいいと思います。
FPと親和性がある記事が望ましいですが、必ずしも存在するとは限りませんので、書けそうだと思った記事は積極的にトライしていくことが必要でしょう。
筆者も最初は文字単価1円未満から経験しましたが、ライティング経験を積むとともに、資格取得に伴い権威性も付いてくれば、単価アップも可能となるでしょう。
例えば、クラウドワークスにおいて、キーワードにFPといれて検索するとこんな形で出てきます。
更に、ファイナンシャルプランナーと検索するとこんな形で出てきます。
copyright (c) CrowdWorks all rights reserved.
曖昧な検索はなく、ズバリFP(ファイナンシャルプランナー)を指定してくる語句が該当して抽出されるので、仕事にありつける可能性は、FP資格があると高いかもしれません。
ランサーズ
クラウドワークスと双璧をなす、手軽に副業が出来るサイトとしてはランサーズが挙げられます。
クラウドワークスと同様に、FP資格を持つ方を中心とした、金融系、不動産系ライターを募集しているところも多く、トライしてみてもいいでしょう。
もしFPの資格を取得をして手軽に副業を検討している方にとっては、クラウドワークス とランサーズはまずは登録必須と言ってもいいかもしれません。
coconala(ココナラ)
coconala(ココナラ) は最近CMもやっていて急上昇中のサービスで、会社自体は昨年上場したばかりのベンチャー企業です。
自らが持っているスキルを出店するという形で、クラウドワークスやランサーズの様な、発注先が募集するところに応募するような形とはまた逆の、自らのスキルを売りにしていく形です。
スキル向上としてFPの充実を図り、どれぐらいで自分自身が売り込むことが出来るのか、一定の指標にはなるかと思いますが、すぐに依頼が来て仕事に繋がるかどうかは分かりません。
勿論、クラウドワークスやランサーズも応募しても通らない事もあるので、何事もトライしていく必要はありそうです。
FP副業や兼業に当たっての注意点
副業、兼業を行うにあたっては、注意すべき点もあります。
我々FPにとっては知っておかなければならないことでもありますが、どんなことに注意する必要があるのか、念のために確認しておきましょう。
会社の就業規則を確認
本業はサラリーマンの場合は、本業の勤め先には就業規則があるかと思います。
副業や兼業に対する禁止事項等、就業規則を必ず確認のうえ、就業することが望ましいと言えます。
あとあとのトラブルにならないように、事前に外堀を埋めてから実施することが大切です。
収入があった場合は確定申告を
年間20万円以上の所得があった場合は、雑所得として確定申告が必要となります。
売上が25万円で、経費が6万円掛かって差し引き19万円の所得の場合は、確定申告は不要です。
ちなみに、本来の本業とは切り離して副業を行う場合、事業所得としての扱いは難しく、雑所得として申告する必要がある点に注意です。

独占業務資格との線引き
FP試験にも頻出内容ですが、FPが他の士業資格の業務領域に入らないように注意する必要があります。
具体的には
・社会保険に関しては、一般的な内容の助言は問題ないが、個人の具体的な社会保険料や手続きに関する内容は社会保険労務士の領域
・法律に関する一般的な内容の助言は問題ないが、個人の具体的な法律相談や法的手続きは弁護士の領域
などが挙げられます。
専門の領域については税理士や社会保険労務士など、ほかの士業との連携を通じて、顧客を繋いであげると、なおお互いの信頼度が高まるでしょう。
まとめ
FP副業・兼業は、FPの領域が非常に広いため、考え方次第では新たな事業形態含め可能性が考えられます。
そして、他の資格と絡めて動くことでより差別化、競争優位性を築くことができ、FPとして稼げる可能性が広がることも事実です。
一方で、本業に支障を来したり、他の士業と抵触しないように考えて動くことも非常に大切でしょう。
FP3級取得よりもFP2級、更にはFP1級を取得をする方が副業の幅も広がってくるうえ、発注する側からしてもスキルがあるとして受注の可能性が高まります。
まずはFP3級、FP2級取得をFP副業の第一歩として、資格取得後におけるFP副業・兼業の可能性を検討してみてはいかがでしょうか。
コメント