FP(ファイナンシャルプランナー)資格を取った方や、考えている方にとって、ライター業務ってどのように考えればいいのか、疑問に思ったことはありませんか?
FP(ファイナンシャルプランナー)資格とライティングスキル・ライターは非常に親和性があると考えています。
どういった点が親和性を生んでいるのか、FP上級資格のCFP®・FP1級でライターとしても活動している筆者が、4つのポイントについて紹介します。
FP資格とライティングスキルの親和性4つ
今回紹介するのは、FP資格とライティングスキルの親和性についてですが、今回は以下の4つとなります。
2.ブログでノウハウや経験が発信できる
3.身に付けたFPノウハウの可視化ができる
4.ライティングスキルを積むことでのFP副業の可能性が増す
それぞれ具体的に見ていきましょう。
FP資格とライターの親和性が高いおもな理由
まず第一に、FPとライティングスキルやライターとの親和性が高いのはなぜなのでしょうか?
とある記事からの引用とともに、暫くブログを運用したり、ライティングをしたりしてみた中で筆者が考えてみた点を挙げてみます。
とある記事から
先日とある記事を見つけました。
この中で、「月5万円以上稼ぐ人がやってる副業ランキングTOP10」という項目がありますが、その中で「Webライター」が1位だそうです。
また、「「このスキルがあればもっと副業で稼げる!」と思う資格は?」の中では、プログラミングが圧倒的な1位であり、ここは鉄板と言えるでしょう。
そのような中で2位が「FP(ファイナンシャル・プランナー)」が選ばれており、注目度が引き続き近い資格であると言えます。
その他、「英検・TOEICなどの英語系のスキル」、「宅地建物取引士(宅建)」が続いていましたので、この辺りも稼げるスキルとして良いようです。
事例に挙がっている中でもあるように、Webライティングをベースとして、
「Webライター」×「プログラマー」
「Webライター」×「FP(ファイナンシャルプランナー)」
などの掛け合わせを行うことにより、スキルに深みをより持たせることができるとともに、副業でも稼げる可能性があると言ってよさそうです。
副業、兼業については後半でも触れたいと思います。
FPはおもに個人を対象としている資格
ここから筆者が考えるところですが、FPはおもに個人を対象としている資格であるという点です。
個人を対象としている資格は、個人が活動できるタイミングに合わせなければならないですが、個人が活動するのは、夜間や、週末、もしくは行き帰りの電車の中です。
最近はテレワークが通常となってきているので、平日の合間の時間も個人を対象と出来るかもしれません。
そのような個人が活動している間には何をしているかと言うと、ゲームをしていたり、サイトを見ている、SNSを見ているなど、スマホやPCを活用して何らかの行動をしていることが多いでしょう。
もちろん、FP資格をはじめとして、目指して勉強をされている方や、土日なら家族サービスをしていたり、プライベートを満喫している方もいるので、一概には言えないですが。
ただ、個人の隙間に入ることができるノウハウを持つのがライターであり、そこに価値を挟み込むことができるのがFPスキルであると言えるかもしれません。
FPは個人が関心を持つ課目が中心
FP資格を受験された方にはご存じですが、試験課目である6課目のうち、誰もが関心を持つ内容が多く、知っておいても損はないという点です。
ライフプランニング、タックス、保険、金融、不動産、相続の6課目のうち、ライフプランニングは将来の計画を、タックスは誰もが避けられない税金関連を、保険は将来のリスクを考えるとなにかしらに入っておきたいと考えるかと思います。
全く勉強していない、さらに金融・不動産業界にいない個人と比べ、FP3級、FP2級に触れた方にとっては、そうでない方に比べ1歩リードしていると言えます。
その1歩リードを上手く活用することができるのが学んだことをアウトプットするという、ライティングというスキルであると考えられます。
身に付けたことを空き時間を使って活用できる
苦労して勉強して取得した資格を、そのままにしておくのは勿体ないですよね。
筆者が良く考えるのが、「資格は取得して終わりではなく、取得してからが始まりであり、取得は手段の一つである」という点です。
身に付けたものはどのようにして活用するのかを考えた方がいいかなと思います。
業務上使用する人は、そのままスキルを活用できるでしょう。
そうでない方にとっては、使い道がもしかしたら見つからないかもしれません。
しかしながら、まずは身に付けたスキルを書き出すこと、すなわちライティングをするという点では、すぐに活かすことができます。
また、折角時間を割いて勉強して取得した知識を継続して保つことも可能でしょう。
さらに、得意分野にフォーカスすることでも有効活用は考えられます。
例えば、金融分野に強い方にとっては、個人投資家にとって非常に人気の高い「相場」というジャンルがあるでしょう。
本業で不動産をやられている方なら、業務に影響のしない範囲で、マンションや戸建てなどの得意分野で勝負するのもあると思います。
それらの分野を文字に落とすことで、自分のノウハウが蓄積できるとともに、残すことも可能となります。
ブログでノウハウや経験が発信できる
次に、FPノウハウの活かし方についてですが、1つめはブログの活用です。
筆者はCFP®試験に合格した後に、スキルをどのように活用しようかを検討しました。
まずは、自分が身に付けたノウハウや経験を、他の方に紹介することにより、一人でも多くの方の資格取得や資格活用の参考になればと思って書くことにしたのが始まりでした。
ライティングのスキル向上に寄与
特に補足は不要かと思いますが、ブログはライティングスキルの向上に寄与します。
ブログを始めるにあたってライティング経験ゼロでも問題ありません。
最初は誰でもライティングの経験はないからです。
ビジネス文書や、国語の基本的な勉強をした方なら誰でも努力次第で文章を磨ける可能性はあるからです。
かくいう筆者も国語が非常に苦手でそのために、国語で大学受験にも失敗した、非常につらい経験があります。
そのため、ビジネス界に出て、ビジネス文書を書くことで基礎的なところは新卒から学び直しました。
この文章を含め、今でも完璧に正しいビジネス文書や、ライティング、ブログが書けているかという点ではまだまだ勉強中ですが、なんとか書き続けています。
そして、ライティングを学びながらも、FP資格を取得して、スキルを積み増すことにまだまだ勉強中の身です。
そんな筆者でも続いているので、結果的に諦めずに続けてさえいれば稼ぐことは可能です。
続けることが出来ずに離脱する方が多いので、なんとか離脱をせずに頑張って行ければ、暫く時間は掛かるものの、徐々に稼ぐための道は見えてくるかと思います。
こちらも筆者が参考にしている書籍です。
SEO知識やノウハウが追加で学べる
ブログを書いてから、SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)の理解が不可欠であるということに、半年ぐらい経ってようやく気付きました。
特に、SEOの名著ともいえるこの本は繰り返し何度も見返しています。
ただ文章を書けばいいというのではなく、Google検索に引っかかってくるような、検索する人のニーズを読み取りながら書かないといけないことも学びました。
これまで特に気にしていなかったので、新鮮ではありました。
こちらについてもまだまだ正直スキルは途上といった感じですが、SEOを意識しながら書き続けることで、検索に引っかかるような価値のある記事を書きたいと思っています。
ちなみに、先日のFP試験の直前にはグラフのような推移となり、検索に引っかかってくる回数が一気に増えました。
こちらは3か月の推移です。
さらに6か月の推移です。
オレンジが検索順位、紫がPV、青がクリック数です。
6か月推移では、5月に小さな山が出来ていますが、これもFP試験時の山です。
この山がどんどん高くなればいいなと考えながら、続く限りは継続したいと思っています。
身に付けたFPノウハウの可視化ができる
さらに、身に付けたFPノウハウの可視化ができることもライティングならではでしょう。
筆者が実践している方法を中心に紹介します。
備忘録として
FP(ファイナンシャルプランナー)試験合格研究室全体は、筆者が試験を通じて、または試験後にFP資格を活用して感じたことなど、忘れないように書いておくことから始まっています。
自分が既に乗り越えた苦労や試行錯誤は、そのまま眠らせておいても役に立たないからです。
ノウハウを備忘録として開示することで、今後試験を受けられる方にとって役に立てばという一心で書いています。
マインドマップの有効活用
ブログは構成とライティングの双方を行う必要があることから、直接記事を書く前にまずは簡単に構成から入ります。
その構成に活用できるのがマインドマップです。
仮に今回の記事の構成について紹介します。以下の様な組み立てから入っています。
マインドマップは、頭の中を整理整頓して可視化する役割を果たすものです。
また、論理的に文章を組み立てるという点で、漏れなくダブりなくというMECEという考え方があります。
ブログの内容で言いたいことが漏れなく網羅されているか、また各章に同じようなことが書いてあり読者が読みづらくなるようなダブりはないか、などを意識するにはマインドマップが有効的です。
筆者は無料のマインドマップxmindを使わせて貰っていて、無料なのに非常に使いやすく、定期的なアップデートもあり、本当に重宝しています。
頭を整理するための参考書籍
MECEはアメリカのコンサルティング会社、マッキンゼーに所属していたバーバラ・ミント氏によって開発された概念であり、本人が書いた書籍「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」の中で紹介されています。
筆者の本棚から出てきたご紹介した4冊です。
多くの書籍を電子化したので、捨てたと思っていましたが、まだ残っていました。
記事で重視するテーマ性の検討
FP受験生でも、FP6課目の中で得意分野や、不得意分野があるかと思います。
ちなみに、筆者は不動産と金融が得意分野で、逆に苦手と言うより、身近でない分野は保険と相続です。
その中間に位置するのが、ライフプランニングとタックスかもしれません。
そのため、記事や話題が不動産や金融に寄りがちですが、得意分野やフォーカスする分野を決めて、そこから広げていくことが望ましいでしょう。
ライティングスキルを積むことでのFP副業の可能性が増す
最後に、ライティングスキルを使ったFP副業や兼業としての可能性が増すことです。
結果的に、CrowdWorks(クラウドワークス)を通じてライティングを実践してきた結果、Pro Crowd Workerの認定を得ています。
筆者のブログでも、このテーマが比較的PV(ページビュー)も多く、FPが稼げるのかどうかも関心が集まっているのではと考えています。
まずは多面的に経験を積む
副業や兼業サイトに登録しても、すぐに仕事に繋がるわけではありません。
できれば最初は、本業に支障がでない範囲で、「ちょっとした小遣いが稼げればいい」ぐらいからスタートする方が気が楽でしょう。
また、業界経験者は別ですが、FP資格取得後の段階で、個人事務所を開設してもすぐに顧客が付くというのも考えづらいものがあります。
FP協会なら、AFPやCFP®を認定取得した場合には、相談員や協会関連書籍の執筆などへの門戸が開かれたりしていますが、ここもすぐには稼ぐことは難しく、最初は見習いからです。
そういった地道な活動が、最初は必要になってくることとなります。
ライティングの学習方法
筆者も最初は自己流で次に紹介するクラウドワークスを中心に、時間がある時にノウハウが使えるライターとして活動を始めました。
最初は文字単価が安く、それでもコツコツやっていきましたが、徐々にノウハウが貯まって、高単価案件でも受注できるようになってきます。
そうは言っても筆者もまだまだライティングについては学習途上ですが、Webライターで有名なマナブさんは、ここまで無料で出すのかというぐらい勉強になります。
【副業】Webライターで「月3万」は、わりと余裕な件【始め方】
ブログでかなり稼がれているカリスマ的な方なので、ブログ書いている方でしたらご存じの方も多いでしょう。
どのコンテンツを見てもかなり参考になるので、見るとライティングの血肉になることは間違いないと思っています。
クラウドワークスやココナラでのライター活動
ライター活動においては、やはりCrowdWorks(クラウドワークス) やココナラ を通じたライター活動がお勧めです。
どれも無料で登録可能なので、まずは登録をしてみて、慣れてみて、使い勝手がよいサービスを使っていくのがいいでしょう。
登録して定期的に条件を探していく形ですが、最初は中々応募しても承認されなかったり、経験不足で落とされたりします。
しかしながら、経験不足は最初はやむを得ないので、そこは継続的に根気強く検索をして探していくことで、根気よく受注を目指すことが必要でしょう。
例えば、CrowdWorks(クラウドワークス) の場合、直近でライティングの募集件数を検索すると3,200件以上あります。
そこから自分にあった条件、例えば既に記載したように得意分野に絞ってキーワード選択をしていくことで、募集案件が検索されます。
また、文字単価で1文字●円という条件で絞り込むこともできるので、そこから探すことも可能でしょう。
CrowdWorks(クラウドワークス) やココナラ 双方とも、諦めずに得意分野に絞って受注獲得をまずは目指していくことから始めるといいと思います。
最初は高単価な案件の受注は難しいかもしれませんが、スキルを積み増していくことで、高単価な受注も可能になってくるでしょう。
ちなみに筆者は双方登録していますが、CrowdWorks(クラウドワークス)をメインで使っています。
これまでの受注は全てライティングですが、空き時間を見つけては積極的に応募して受注する様にしています。
おかげでライティングスキルが徐々に向上しつつあり、以前は副業ながらもCrowdWorks(クラウドワークス)が認定するプロクラウドワーカーに選ばれています。
また、有名な企業を含めた数社から定期的に固定の発注を貰うこともあります。
ちなみに、登録サイトは主力を決めて、絞って受注を狙うのが良いでしょう。
サイト内での発注先からの信用度が高まり、ランクや評価が上がりやすいためです。
ライター専門や総合業務委託サイトの登録
ライター専門のクラウドソーシングサービスであるShinobiライティングや、「ビジネス界にもプロ契約を」をコンセプトとしたキャリーミー(CARRY ME)、CrowdWorks(クラウドワークス) とタイプは似ていますが、Craudiaクラウディア 、Bizseek など、サイトは比較的あります。
逆に、新たに始めるライターにとっては、登録して根気よく検索することで、新たな業務への第一歩を踏み出せるかもしれません。
必ずポートフォリオの準備と定期的な更新を
折角書いた記事がそのまま納品して終了、となってしまうのも非常に勿体ないことです。
そのため、書いた記事については必ず自分で保存をしておき、ポートフォリオ(作品)として実績にしておきたいものです。
できれば、納品後公開されたURLを表示できれば良いのですが、出来ない場合は、どのような記事を書いたかの表題だけでも残しておくようにしたほうがいいでしょう。
ただし、記事は納品のタイミングで著作権がライターから、発注側に移転することとなりますので、その点は注意しながら、記事を公開する必要があります。
ブログが副業になることも
最初のうちは登録した副業サイトからの収益が中心になりますが、ブログが収益化することも考えられます。
ブログで食べているいわゆる「ブロガー」の中には、最初は趣味で始められて、その後本業よりも趣味のブログの方が収益が上回ってきたため、本業を退職して、ブログやブログのコンサル、講師などを本業にされる方もいらっしゃいます。
良く言われるブログですが、特にサーバーやドメインを独自で取得していると、自分自身の財産となり、長い将来を見据えると収益化に寄与することも考えられます。
その場合、FP資格で身に付けた幅広いスキルを、ブログを通じて分野ごとに多面的に横展開できるということも考えられます。
筆者にとって収益化はブログ本数も少なく、年数的にも短いためはまだまだですが、将来的な可能性を少しでも考えながら更新したいと思っています。
まとめ
FP資格を取って、ライティングスキルを充実させるための考え方を中心にご紹介しました。
あくまでも筆者のこれまで考えてきたものであり、他にも手法があると思います。
FP資格で活かせるのは、必ずしもライターだけではありませんが、一番身近なものの一つであることは間違いないでしょう。
FP資格を取得された暁には、ライティングスキル向上にトライしてみてはいかがでしょうか。
スキルのフリマ【ココナラ】
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