「今回FP2級も取得したので、上位資格であるFP1級やCFP®を考えてみたい」
そのように考えてらっしゃる方も比較的いらっしゃるかと思います。
一方で、
「FP2級まで取ったので、ここで十分」
そのような方もいらっしゃるでしょう。
双方の方にとって今後の学習を考えて頂くために、こちらの内容を準備しました。
興味ある場合は是非確認して頂くとともに、自分には関係ないという場合は読み飛ばして頂いて問題ありません。
当該ブログは、当初よりFP(ファイナンシャルプランナー)2級、FP3級目線で記載していますが、筆者がFP試験対策で一番時間を割いて学習したのは、CFP®です。
筆者はFP3級から学習を開始し、FP2級、AFPを経て、CFP®、そして最後にFP1級まで約1年半の学習で取得しています。
FP1級とともに上位FP資格のCFP®対策学習で困ったことを中心に紹介します。
CFP®受験学習で困った場合にクリアするための対策3つ
今回の内容は以下の様な構成で解説します。
・学習を上手く進めるにはどうすればいいのか
・分からない問題の解消方法はどうすればいいのか
これらは筆者自身が独学で学習する際に悩みながら常に考えていたことです。
しかしながら、着手したら後に引くのも時間的にももったいないので、「合格するためにはどうすればいいのか?」をひたすら考えながらも前に進むこととしました。
同じような悩みを抱えながら勉強をしている方、またはその悩みを克服され突破された方、双方いらっしゃると思います。
後者にはそれぞれ乗り切ったコツがあるかと思いますが、筆者なりの一つの考え方としてまとめてみます。
FP2級からCFP®やFP1級へのスキルアップは果たして可能なのか
これは筆者がFP2級に合格して、その後AFP認定を取得、CFP®を目指すこととしたときに思った事です。
最初に狙ったのが、金融、不動産、ライフプランニング・リタイアメントプランニング、相続・事業承継の4課目でした。
不動産はなんとかなると思ったものの、それ以外の課目がさっぱり…。
相続はCFP®に取り掛かる前に取得した不動産資格の中で民法の学習をやっているので、なんとかなるかと思って取り掛かり、ライフは馴染みやすいものなので、これも実生活などに合わせながら取り掛かってました。
どうしようもなかったのが金融です。
金融は課目の中では不動産の次ぐらいになんとかなると思っていた課目だったのですが、それが中々理解が進まず…。
初回はデュレーションあたりが中々進まず、さらに外貨はさっぱりと言う感じ。
それでも結局、4課目はお金を払って出願してうけたものの、実際の試験はどれも難しく、不動産試験の4択に比べて時間が全く足りないし、読み込まないと分からない…
課目によりますが、これまで受けてきた不動産関連資格と比較して、問題自体の難易度の印象は、
という感じでした。
救いなのは問題が難しいので合格点数も下がるため、宅建やマン管のように30点台後半位の合格点を取る必要がない点です。
どれも30点台前半が合格点で、金融はほぼ20点台後半です。
各課目に苦手課目があるのは仕方がないでしょう。
その場合は複数回の受験も覚悟は必要かもしれませんが、6課目の長丁場を諦めないことに尽きるかもしれません。
6課目合格を果たせば、CFP®を取得することができ、実技試験のみでよいFP1級にも手が届くでしょう。
※CFP®経由でFP1級を受験する場合
諦めなければ、題名の「FP2級からCFP®やFP1級へのスキルアップは果たして可能」ということになります。
学習を上手く進めるにはどうすればいいのか
学習を上手く進めるためには、先述した諦めないこと(継続性)を含め、
・計画性
・インプットよりアウトプット
を意識することではないかと考えています。
特にCFP®を取られる方はAFP認定の方となり、AFP認定の方には、日本FP協会からFPジャーナルが送られてくることと思います。
その中で注目したいのが、CFP®合格者の体験記である「CFP®試験合格への道」というコーナーです。
このコーナーでは、CFP®資格認定者が、6課目の試験をどのように乗り越えてきたか、そしてどの順番で合格したかが必ず記載されています。
その中には以下に紹介する「継続性」「計画性」の考え方が必ず含まれていることがお分かりいただけるでしょう。
継続性
学習をとにかく諦めずに、継続することが大切です。
具体的には、次の計画性とも密接に関係しますが、計画を立て試験という目標を定めたら、試験日、さらにいうと試験が終わるまでは学習を継続するということです。
「今日はやる気がないなぁ」
と思って机に向かう気が進まなくても、ほんの10分20分でも学習をする時間を見つけて習慣化することが大切でしょう。
あとは、ビジネスマンに多い、
「時間がない」
も同様のことが言えるのではないでしょうか。
CFP®試験は、キャリアもそこそこ積んだビジネスマンばかりです。
その方々は、忙しい仕事の合間を縫って学習時間をなんとか確保し、試験に臨んでいます。
諦めない方が合格を勝ち取るのは合格者が示していると言えるでしょう。
バックナンバー含めて「CFP®試験合格への道」を確認頂ければ、同様のことが書かれている例が多いことが分かります。
計画性
試験日から逆算して、
「いつまでに、何をやるのか?」
の計画性が大切であるといえます。
とりわけ、CFP®試験に臨まれる方は、FP2級以上を取得している方なので、一定の学習を経験された方が中心でしょう。
そうなると、「いつまでに何をやる」習慣は前提として付いているともいえます。
しかしながら、難易度は格段に上がるので、その密度も濃くしていかなければなりません。
インプットよりアウトプット
一般的に試験は書籍を読んで理解する「インプット」よりも、理解しているかを問題を解くことにより書き出す「アウトプット」が重要であると言われています。
インプットとアウトプットの比率を意識して、インプット重視により、常にテキストを見ているということが無いようにしたいものです。
CFPを独学する際に注意したい学習方法3つ【合格目指す方必読】
分からない問題の解消方法はどうすればいいのか
CFP®試験対策において、問題集はCFP®受験対策精選過去問題集か、精選問題集にない年度のものであれば、FP協会のCFP®資格審査試験問題集のほぼ2択となるでしょう。
これらの問題集は、解説が非常に充実している反面、正直読んでも分からない所も出てきます。
そのような場合はどうしたらよいかですが、更に理解を深めるべく調べまくるというのもありますが、時間的に非効率となります。
頻出問題は必ずものにしておき、そうでない問題は金融の外貨建てのようにもう捨てて、その他を完全に理解するという方法もあります。
実は諦める、というのも学習の手段としてCFP®試験ならではではありますが、考えられます。
難しすぎて解けない人も多く、そのため先述のとおり合格点も低いため、多少取れなくても合格点に届くということが挙げられます。
また、特に苦手な課目は問題集を解くだけではなく、ずばり1課目だけでも通信講座を取るという手段があります。
頻出問題は解説も多く、必ず解けるようになるまで動画で理解することにより、理解度も問題集の解説を読むよりも進むでしょう。
問題集については、先の合わせて読みたい同様、こちらに記載しています。
まとめ
FP2級に合格して、次のステップを検討される方も多いということで、CFP®を例に紹介しました。
FP2級ホルダーに比べ、CFP®やFP1級は極端に人数が少なくなるため、受験のハードルも相当高いものであると思われるかもしれません。
しかしながら、先に述べた「学習を上手く進めるには…」をしっかりと実践すれば、筆者でも同様の考え方でFP3級から学習を始め、ほぼ独学でCFP®資格認定を取得できたことから、どなたであっても十分可能性があると考えられます。
それぞれに合った最適な学習方法を構築して、目標に向き合いさえすれば合格の可能性は十分あると言えるでしょう。
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