FP(ファイナンシャル・プランナー)2級、3級試験において、時間配分は試験対策として非常に重要です。
折角問題を正しく解いたのに、解答操作のミスや時間配分の失敗によって本来の実力を発揮できないケースは少なくありません。
そんなことが無いようにしたいですね。
少しでもミスを減らす効率的に解答できる取り組みにどう対策すればいいでしょうか?
FP3級、FP2級、FP1級、AFP、CFP®のFP資格試験において全て合格した筆者が、それらの試験経験をもとに紹介します。
解答を確定させるタイミング(CBT)
問題を解き終わった時に、いつ解答画面に記載するのがいいのか考えてみます。
FP試験はCBT方式のため、間違いがないよう解答画面で解答を入力し、確定させる必要があります。
これらを如何に効率的に、かつ早く終えるかが勝負です。
とにかく解答画面に間違えないように入力・確定するコツを見ていきます。
半分解き終わった時か全部解き終わった時か
筆者もFP全資格や、マンション管理士、宅地建物取引士等の数々の試験を受けてきて、解答を確定させるタイミングをいつにすればいいのかを良く考えます。
半分解答時と一括解答時に分けてみていきます。
半分解答のメリット
結論、時間配分がしっかりと出来ていればどちらでも良いような気はしています。
筆者の方法はほぼ一貫しておりました。
半分程度の問題を解いた段階で、一度立ち止まり解答状況を整理する方法を「半分解答」としています。
2回に分けてやることにより、解答時間が一時的に中断されるデメリットはあります。
一方のメリットとしては、
・2時間の試験の場合、1時間程度集中してきた頭を解答を入力する/確定するという単純作業を間に入れることで一時的に休めて後半に臨むための切り替えが出来る
・まとめて全て解答を入力する/確定する場合、後半の問題でつまずくと焦るため、半分解答しているという余裕が持てる
などが想定しうるところです。
そのメリットを享受するために、また「一括解答」のデメリットを避けるために、「半分解答」を実施しています。
一括解答のメリット
「一括解答」にもデメリットはあります。
時間ギリギリで全問解いた場合に入力・確定の時間がほぼ無くなる場合です。
その場合、正しい解答が出来ないという試験上最大のデメリットは発生してしまいます。
メリットとしては、
・まとめて解答を確定させるので、解答操作に集中することができる
などが挙げられるのではないでしょうか。
1問出来たら解答…は効率が悪い
当然ですが、問題を解き終わった度に、都度問題用紙と解答画面を行ったり来たりするほど効率が悪いものはありません。
正確に解答を確定できるというメリットはあります。
しかし時間の制約がある中の非効率さや集中力が都度途切れるなどデメリットがあります。
このデメリットが非常に大きく、あまり推奨できるものではありません。
ただこの方法は上述のことが感覚的に理解できるため、あまりいない気もします。
FP3級受験をする方でCBT試験が久しぶりであったり、初めてであったりすると、ついついやってしまいがちなので、注意が必要です。
見直しの時間を必ず設ける
「問題を解く」「解答をする」と並んで非常に重要な「見直しをする」ことでしょう。
この時間をしっかり確保できるか否かで試験の合否を左右すると言っても過言ではありません。
どのような考え方で見直しをすればいいのでしょうか?
試験10分前までには解答を終えるようにする

ほとんどの試験で、試験官が「終了10分前です。これからの退室は認めません。」ということを言うかと思います。
勿論、自分の時計を見ながらではありますが、これが一つの目安になるかと思います。
このタイミングまでに解答を終えておくとある程度余裕が出るでしょう。
ただ、自分にとって難しい内容であったり、問題を飛ばしていることもあります。
したがって、その段階でまだ解答が残っている場合があります。
試験までの逆算の勉強方法でも記載しました。
一方で、資格試験時間中であっても「試験中での逆算の思考」が非常に重要といえます。
具体的に、FP2級の学科試験の例を挙げます。
・しかしこのまま問題を解いてしまうと解答確認もできないし見直しもできない
・解答確認の時間と見直しの時間に最後の10分を確保する
・110分の試験で60問を解かなければならないと考える必要がある
・その場合は、110分÷60問=1.83分≒1分48秒
すなわち、1問に2分掛けられないという試験戦略の方向性が出ます。
となると、必然的に
簡単な問題は30秒程度で解答、難易度が高い又は苦手な問題は後回しで時間を掛ける
事となります。
ただし掛けることが出来たとしても3分で、5分掛けると時間がひっ迫してきます。
そのような問題に出くわした場合の考え方は、また別途紹介します。
解答を確定させる前の確認は慎重に
CBT試験ではマークずれは起こりませんが、1問に時間を掛けすぎることや、戻れる安心感による迷い続けが、新たな失点要因になります。
筆者の知り合いでも、解答箇所がズレていて不合格だったという方がいました。解答を見直したつもりでも、選択肢の確認不足や時間切れによって失点し、不合格になるケースは実際にあります。
非常に優秀な方で、合格間違いないとされていた方でした。
しかも年1回しかない難関国家資格でこれをやってしまったのです。
FPは年3回あるから…とはいうものの、それでも悔やみきれないものが残ります。
そんなことが無いようにしなければなりません。
そのため、ここは少し時間が掛かっても解答の確認ミスが無いように対処が必要でしょう。
丁寧に問題用紙と解答画面を確認しなければなりません。
「半分解答」の場合も「一括解答」の場合も同様ですが、焦らないようにして、選択肢の選び間違いがないよう最大の注意を払わなければなりません。
解答を確定させた後は必ず解答画面の見直しを

FP2級学科なら60問、FP3級学科でも50問について、解答を確定させることになります。
CBT試験では、後で見直したい問題にチェックを付けて管理できます。
見直しは全問をやり直すのではなく、チェックした問題に集中するのが効率的です。
解答画面のチェックミスがないかの見直しは最低2周、出来れば3周はしたい所です。
選択肢の選択ミスや未確定がないかを確認し、必要に応じて正しく修正する必要があります。
また解答の見直しや修正は、意外と時間を要する作業ともいえるでしょう。
そのため、素早くかつ慎重にと相反する対応が求められます。
試験中における時間配分で大切なこと4選+α
試験時間における時間の配分はどのようにすればいいのでしょうか。
ここは試験慣れしないと難しい点もあるかもしれません。
具体的に筆者が受けてきた試験経験から、大切なことを紹介します。
「全体を流し見する」時間(いわゆる「ペラペラ」)
問題に取り掛かる際に必須なこととして、ここでは「全体を流し見する時間」、いわゆる「ペラペラ」の時間について説明します。
この時間は1問ずつ解くための時間ではなく、全体の難易度や分量感を把握するための時間なので、1-2分程度で終えることが望まれます。
CBT試験では紙の問題冊子はありませんが、画面上で問題を順に流し見しながら、計算問題が多そうか、時間が掛かりそうな問題がどの程度あるかを把握するという意味合いになります。
試験戦略においては、まず全体感を把握して時間配分の方針を決める「全体戦略」を立て、そのうえで各問題に取り組む「個別戦略」に入ることが重要になります。
したがって、全体感を掴みながら気になる所をチェックすることになります。
さらに、「ペラペラ」の時間は、問題を解くための時間ではありません。試験全体をコントロールするための時間だと捉えると、CBT試験でも非常に有効に機能します。
解答の時間
「ペラペラ」の後、残り10分前迄を意識して解答をしていく形になるかと思います。
時間配分的には、FP2級、FP3級の学科の場合は2時間のうち、1時間45分~1時間50分程度は割きたいものです。
問題の内容によってはもう少し早く終えられ、見直しの時間の確保も可能かもしれません。
しかしながら、このぐらいの時間を解答に当てる事が出来れば、ある程度の余裕を持って終えられると考えられます。
場合によっては問題との相性が良く1時間半程度で解き終わる場合もあるかと思います。
その場合は見直しに時間を充分かけた方が良いでしょう。
解答入力と確認の時間(CBT対応)
解答操作と確認の時間はさほど掛かるものではないですが、慎重に行う必要があります。
チェックしながらという観点では、FP2級の60か所、FP3級の50か所ともに、少なくとも5分程度は確保したい所です。
見直しの時間

見直しの時間は残った時間を最大限使うことになると考えられます。
「ペラペラ」の時間、解答操作と確認の時間が限られた範囲内でやる事になるので、如何に解答時間を確保しつつ、速やかに解くかで、この見直しの時間が確保されると考えられます。
最低10分は欲しい所ですが、残り5分でやらないといけない場合も出てくるでしょう。
時間配分のまとめ
FP試験の時間配分としては以下の通りになります。
FP2級実技は1時間半、FP3級実技は1時間のため、それぞれ解答時間が短縮される形になるかと考えられます。
| ペラペラ | 1-2分程度 |
| 解答 | 1時間45分~1時間50分程度 |
| 解答確認 | 5分程度(CBT) |
| 見直し | 残りの時間(5分~10分) |
まとめ
今回は問題を解いた後の解答方法や、時間配分を中心に記載しました。
慣れないと中々柔軟な現場対応が出来ないのも事実でしょう。
このブログを読んだだけではイメージ出来ないかもしれないですが、120分試験の不動産4資格、FP3級~FP1級までの各試験と、CFP®6課目の試験等に取り組んで来て研究しているので、重要なポイントは詰まっていると考えています。
実は、まだ試験中の対策として注意すべき点がありますので、分からない問題や難易度の高い問題に出くわした場合の対処方法や、試験前に準備しておいたことがいい事、試験時の小ネタなど、解答に有効に機能するコツも別途紹介します。



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