FP2級、FP3級 試験中の時間配分で大切なこと4選

FP2級
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FP(ファイナンシャル・プランナー)2級、3級試験において、時間配分は試験対策として非常に重要です。

折角問題を正しく解いたのに、マークシートへの転記する際にズレている…そんなことが無いようにしたいですね。

少しでもミスを減らすべく効率的に解答できる取り組みとしてどのようなものがあるのか、FP3級、FP2級、FP1級、AFP、CFP®のFP資格試験において全て合格した筆者が、それらの試験経験をもとに紹介します。

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解答用紙に記載するタイミング

問題を解き終わった時に、いつ解答用紙に記載するのがいいのか、考えてみます。

特にFPのようなマークシート方式の試験は、間違いがないように解答用紙に塗りつぶす作業を、如何に効率的に、かつ早く終えるかが勝負です。

深く考えることはなく、とにかく解答用紙に間違えないように転記するコツを見ていきます。

半分解き終わった時か全部解き終わった時か

筆者もFP全資格や、マンション管理士、宅地建物取引士等の数々のマークシート試験を受けてきて、解答用紙であるマークシートに転記するタイミングをいつにすればいいのかを良く考えます。

結論、時間配分がしっかりと出来ていればどちらでも良いような気はしていますが、筆者はほぼ一貫して半分解き終わった時にマークシートに塗りつぶす「半分解答」をやっています。

2回に分けてやることにより、解答時間が一時的に中断されるデメリットはあるものの、メリットとしては、

・前半は出来た前提となるので、後半解答を解くのに時間を集中的に充てることが出来る
・2時間の試験の場合、1時間程度集中してきた頭をマークするという単純作業を間に入れることで一時的に休めて後半に臨むための切り替えが出来る

などが想定しうるところですが、そのメリットを享受するために、また「一括解答」のデメリットを避けるために、「半分解答」を実施しています。

もちろん、「一括解答」にも時間ギリギリで全問解いた場合に転記の時間が無くなり、正しい解答が出来ないという試験上最大のデメリットは発生しますが、メリットとして、

・まとめてマークをすることが出来て効率的に時短を図ることができる
・まとめてマークをするので、マークに集中することができる

などが大きなメリットではないでしょうか。

1問出来たら解答…は効率が悪い

当然ですが、問題を解き終わった度に、都度問題用紙とマークシートを行ったり来たりするほど効率が悪いものはありません

正確にマークできるという最大のメリットはあるものの、時間の制約がある中の効率や、集中力が都度途切れるなど、デメリットが非常に大きく、推奨できるものではありません。

ただこの方法を実施している方は、上述のことが感覚的に理解できるため、あまりいなさそうな気もします。

FP3級受験をする方でマークシートが久しぶりの試験であったり、初めての試験であったりすると、ついついやってしまいがちなので、注意が必要です。

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見直しの時間を必ず設ける

「問題を解く」「解答をする」と並んで非常に重要な「見直しをする」こと、この時間をしっかり確保できるか否かで試験の合否を左右すると言っても過言ではないと思います。

どのような考え方で見直しをすればいいのでしょうか?

試験10分前までには解答を終えるようにする

ほとんどの試験で、試験官が「終了10分前です。これからの退室は認めません。」ということを言うかと思います。

勿論、自分の時計を見ながらではありますが、これが一つの目安になるかと思います。

このタイミングまでに解答を終えておくとある程度余裕が出ますが、自分にとって難しい内容であったり、問題を飛ばしているとその段階でまだ解答が残っている場合があります。

試験までの逆算の勉強方法でも記載しましたが、資格試験中は「試験中での逆算の思考」が非常に重要になってきます。

具体的に、FP2級の学科試験の例を挙げます。

・120分試験で、60問解かなければならないと考えると、1問当たり掛けられる時間は2分
・しかしこのまま問題を解いてしまうとマークもできないし見直しもできない
・マークの時間と見直しの時間に最後の10分を確保する
110分の試験で60問を解かなければならないと考える必要がある
・その場合は、110分÷60問=1.83分≒1分48秒

すなわち、1問に2分掛けられないという試験戦略の方向性が出ます。

となると、必然的に

簡単な問題は30秒程度で解答し、難易度が上がるまたは苦手な問題は後回しにして時間を掛ける

事となります。

ただし掛けることが出来たとしても3分で、5分掛けると時間がひっ迫してくることになるでしょう。

そのような問題に出くわした場合の考え方は、また別途紹介します。

マークシートに塗る時は慎重に

マークシートミスをしたら台無しなので、非常に大事な論点になるかと思います。

筆者の知り合いでも、非常に優秀だったにも関わらずマークがズレていて不合格だったという方がいました。

しかも年1回しかない難関国家資格でこれをやってしまったのです。

FPは年3回あるから…とはいうものの、それでも悔やみきれないものが残ります。

そんなことが無いように、ここは少し時間が掛かってもマークミスが無いように、問題用紙とマークシートを行き来しなければなりません。

「半分解答」の場合も「一括解答」の場合も同様ですが、焦らないようにして、間違った番号をマークしない様、またズレないように最大の注意を払わなければなりません

塗りつぶした後必ず解答用紙の見直しを

FP2級学科なら60か所、FP3級学科でも50か所を塗りつぶさなければなりません。

見直しにも相応の時間が掛かりますが、出来ればある程度の時間を残して、解答用紙のマークミスがないかの見直しは2周はしたい所です。

マークがしっかりなされていない場合は、正確にマークを行いまたマークの修正等、意外と時間を要する作業になりますので、素早くかつ慎重にと相反する対応が求められます。

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試験中における時間配分で大切なこと4選+α

試験時間における時間の配分はどのようにすればいいのでしょうか。

ここは試験を受けてこないと感覚的には難しい所ですが、筆者が受けてきた試験経験から、イメージを記載してみます。

「ペラペラ」の時間

問題に取り掛かる際に必須なこと3選でも記載した記載した「ペラペラ」の時間ですが、あたりを付けるだけなので、1-2分程度で終えることが望まれます。

試験に慣れていない場合は、中々この時間のイメージが出来ないかもしれないですが、全体感を掴みながら気になる所をチェックすることに注力することになります。

解答の時間

「ペラペラ」の後、残り10分前迄を意識して解答をしていく形になるかと思います。

時間配分的には、FP2級、FP3級の学科の場合は2時間のうち、1時間45分~1時間50分程度は割きたいものです。

問題の内容によってはもう少し早く終えられ、見直しの時間の確保も可能かもしれませんが、このぐらいの時間を解答に当てる事が出来れば、ある程度の余裕を持って終えられると考えられます。

場合によっては1時間半程度で解き終わる場合もあるかと思いますが、その場合は見直しに時間を充分かけた方が良いでしょう。

マークの時間

マークの時間はさほど掛かるものではないですが、慎重に行う必要があるため、チェックしながらという観点では、FP2級の60か所、FP3級の50か所ともに、少なくとも5分程度は確保したい所です。

見直しの時間

見直しの時間は残った時間を最大限使うことになると考えられます。

「ペラペラ」の時間、マークの時間が限られた範囲内でやる事になるので、如何に解答時間を確保しつつ、速やかに解くかで、この見直しの時間が確保されると考えられます。

最低10分は欲しい所ですが、残り5分でやらないといけない場合も出てくるでしょう。

時間配分のまとめ

FP試験の時間配分としては以下の通りになります。

FP2級実技は1時間半、FP3級実技は1時間なので、それぞれ解答時間が短縮される形になるかと考えられます。

ペラペ 1-2分程度
解答 1時間45分~1時間50分程度
マーク 5分程度
見直し 残りの時間(5分~10分)

 

まとめ

今回は問題を解いた後の解答用紙への記載や、時間配分を中心に記載しました。

慣れないと中々柔軟な現場対応が出来ないのも事実ですので、このブログを読んだだけではイメージ出来ないかもしれないですが、重要なポイントは詰まっていると考えています。

実は、まだ試験中の対策として注意すべき点がありますので、分からない問題や難易度の高い問題に出くわした場合の対処方法や、試験前に準備しておいたことがいい事や、試験時の小ネタなど、解答に有効に機能するコツも別途紹介します。

 

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