【目指したい】FP3級2級を経てFP上位資格を攻略する3つの方法

FP攻略
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5月度試験の合格発表ののち、暫く経ちました。

今後のキャリアを考えていくにあたり、FP3級、FP2級に合格した後、更にステップアップしていくのも一つ考え方としてあります。

資格を取ればいいという訳ではなく、並行して実務経験も必要になってきますが、今回、上位資格を狙っていくための方法をCFP®の筆者が3つ紹介したいと思います。

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FP3級に合格したあとのステップアップ

FP3級に合格した後、実務経験なしでFP2級試験に臨むことができます。

FP3級に合格したことで、一定の知識を取得したことが証明されたため、次へのステップが許可されます。

もし実務経験なしの場合は、FP3級に合格してから、FP2級の試験から臨むことになります。

一方で、FPに関する実務経験が2年以上ある場合は、FP3級を飛ばして、FP2級から受験することも可能です。

しかしながら、筆者は、2年以上の実務経験があるにも関わらず、この辺りをしっかりと認識していなかったこともあり、FP3級試験から臨みました。

結果的には、基礎からしっかりと学ぶことから始める事が出来たことや、このようにFP3級を含めた経験を書くこともできるので、筆者としては良かったと言えるかもしれません。

実務経験がある方は、初めからFP2級を受験されるのがオススメでしょう。

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FP2級に合格したあとのステップアップ

FP2級に合格したあとは、FP1級にチャレンジという道もありますが、それ以外にも考え方がありますので、紹介します。

FP3級、FP2級の資格取得の流れ以上に、この辺りは理解しづらいところもありますので、どのパターンで受験されるかを検討されることをお勧めします。

具体的には

①FP2級→FP1級
②FP2級→AFP→CFP®→FP1級

という2つの流れになります。

FP1級にチャレンジ

上述の①のパターンとして

2級まで来たから次は1級だ

というのは自然な流れとしてあるかと思います。

ご承知の通り、FP1級はFP3級、FP2級と比べ物にならないほど難関資格です。

しかも、FP1級の学科試験に合格してから実技試験と、FP3級、2級の様に双方同時に受験することができない仕組みになっています。

FP1級の学科試験はきんざいのみですが、合格率は以下の通りとなっています。

試験年月 合格率
2023年9月 13.00%
2023年5月 3.51%
2023年1月 10.38%
2022年9月 12.28%
2022年5月 9.39%
2022年1月 6.67%
2021年9月 13.03%
2021年5月 20.05%
2021年1月 9.95%
2020年9月 15.01%
2020年1月 11.81%
2019年9月 10.14%
2019年5月 11.77%
2019年1月 8.45%
2018年9月 8.24%
2018年1月 14.52%
2017年9月 10.41%
2017年1月 13.98%

この合格率を見ていかがでしょうか。年によってばらつきはあるものの、10%を切る年もあったりと、その難易度の高さがうかがえるかと思います。

受験者の前提として、FP2級に合格した方か、もしくはFPに関する経験が5年以上お持ちの方に限定されてこの合格率であるため、難易度は非常に高くなっていると考えられます。

そのため、FP2級の次はFP1級だ、という流れに簡単に行かずに、FP2級までの取得で満足されている方も一方でいらっしゃいます。

実際には、FP2級合格でも相応のベーススキルはあるので、そこで経験値を積めばFPとしてのスキルアップは可能かと思います。

AFPにチャレンジ

もうひとつのパターンとして、まずは民間資格のAFP認定を取得することも考えられます。

FP2級に合格すれば、AFP認定の研修を経て、研修に合格すればAFP認定を受けることができます。

こちらはAFPの認定のための課題をこなしていくこととなり、別途研修のための費用が掛かってきます。

FP2級合格者以外であっても、

①受講申し込み時点で税理士会・公認会計士協会に登録している方
②1級・2級FP技能検定に既に合格されている方
③認定教育機関主催の3級FP技能検定向け講座を修了された方

も受験可能となっていますが、とりわけ②についてFP1級を先に取られた方でAFPを取る場合となると、CFP®の取得を目指される方と想定されます。

筆者はFP2級合格後、AFP認定の流れを選択し、まずはAFP認定を取得しました。

日本FP協会のAFP認定研修の検索から、費用対効果を考えアーティスの通信講座を受講しました。

AFP認定研修通過後、FP協会への加入をする必要があります。

ここもまたハードルで、入会金1万円に加え、年会費1.2万円が掛かるので、FP協会への加入が費用対効果として見合うのかも検討しなければなりません。

CFP®にチャレンジ

AFP認定取得をした後、CFP®認定取得へのチャレンジも、更にスキルアップとして考えられます。

位置づけ的には、

FP2級≒AFP
FP1級≒CFP®

という並列関係にあるかと考えられます。

FP2級はAFPの学科試験を兼ねており、同じくFP1級はCFP®の学科試験と同列な形です。

いずれの道から行くにせよ、学科試験は突破しないといけない形になります。

となると、そこがどうしても難関なところとなり、FP2級→FP1級同様、AFP→CFP®も非常に少なくなります。

同じく、AFP取得者でなければCFP®試験へのチャレンジが出来ないからです。

さらに、CFP®は、

金融資産運用設計
不動産運用設計
ライフプランニング・リタイアメントプランニング
リスクと保険
タックスプランニング
相続・事業承継設計

のすべての試験に合格しなければならないというハードルがあります。

ただし、科目合格な可能な事と、それぞれの試験の合格率が30~40%と、FP1級を受験するよりもハードルが科目当たりでは下がるという点は挙げられます。

筆者がCFP®経由で行ったのは、満遍なく改めて6科目を吸収しておきたいという点もありましたので、現在ここに至っています。

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FPステップアップの流れ

FPステップアップの流れになりますが、まとめると以下の様な流れになります。

実務経験なし 実務経験2年以上 実務経験5年以上
FP3級試験
FP3級合格
FP2級試験
FP2級合格
AFP認定研修 実務経験1年以上
AFP認定
CFP®試験 FP1級学科試験
CFP®試験6科目合格 FP1級学科試験合格
CFP®認定
FP1級実技試験
FP1級合格

 

まとめ

FP試験は国家資格であるFP3級、2級、1級と、民間資格であるAFP、CFP®が両立しており、筆者自身も理解するまでに時間が掛かりました。

FP3級から受験される方にとっては、更にファイナンシャルプランナーの資格は良く分からないとなりがちかと思います。

ただし、どちらの方向であっても、ファイナンシャルプランニング全般の学びは出来るかと思いますので、それぞれの環境に合わせてスキルアップを図っていかれることを願っております。

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