FP(ファイナンシャル・プランナー)と簿記、資格人気ランキングでは上位の常連資格だけど、どちらを取ればいいのかな?
そのように思われている方も多いと思います。
確かに、人気はあるけど、どちらも数字やお金に関する学習をしなければならない点においては共通していますよね。
そのような方のために、今回は
・お金に関する知識ゼロだけど大丈夫かな…
・勉強しても合格できるか不安だな…
このような読者の疑問に答えます。
筆者はFP3級から学習を開始して、FP2級、AFPを経て、上位資格のCFP®とFP1級を1年半の学習で合格しました。
FP資格を全て受験して、資格を取得したこととなります。
また、簿記についても、若手社員の時に簿記3級を、その後ビジネス経験を経て簿記2級を取得しています。
そのような筆者が、FPがいいのかまたは簿記がいいのかを、お金に関する話題を含めて解説します。
お金に関して学べるFP資格と簿記資格を紹介【双方メリットあり】
今回のテーマは次の項目を中心に紹介します。
・お金の勉強をした事が無く知識ゼロでも問題がない理由
・お金のことを学ぶ大きなメリット3つ
FPと簿記の資格は、お金や企業、個人の数字、決算について学ぶというイメージかと思います。
さらにいうと、FPはファイナンシャル・プランナーということで個人を対象にしたもの、簿記は企業における経理をイメージする方が多いかもしれません。
しかしながら、FPの学習の中には小規模企業の決算や財務諸表さらには株式指標という、企業経営に近い話題もたくさんでてきます。
一方で、簿記の知識は大企業だけではなく中小企業や、さらに複式簿記を用いて経理を行う個人事業主も含まれることもあります。
双方の資格とも、対象はオーバーラップしており、極論すれば、双方学んでおいても損することはなく、知識の積み増しに繋がる、有意義なものとなるでしょう。
お金の勉強ができる資格のFPと簿記についてまとめました
お金の勉強ができる2大資格と言っていいのが、FPと簿記でしょう。
誰でも聞いたことがあり、双方の資格の取得を検討されたことのある方は、どのような試験なのかを調べたことがあるかと思います。
具体的に、FPと簿記の違いは以下の通りです。
FP | 簿記 | |
資格の概要 | 一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートしその解決策をアドバイスする専門家を目指す | 簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能で、この習得度を測るのが、日商簿記検定試験である |
受験対象者 | FP業務に従事している者または従事しようとしている者(FP3級の場合) | 企業の経理・会計担当者、利益率を重視する営業担当者、コスト管理を求められる管理者など |
資格の種類 | FP1級~3級 CFP®、AFP |
日商簿記1級~初級 全経簿記上級~基礎 全商簿記1級~3級 |
資格 | 国家資格(FP1級~3級) 民間資格(CFP®、AFP) |
公的資格(日商) 民間資格(全経、全商) |
難易度 | FP1級、CFP®は難関 FP2級、AFPは普通 FP3級は優しい |
日商簿記1級、全経上級は超難関 日商簿記2級、全経・全商1級は難関 日商簿記3級、全経・全商2級は普通 日商簿記初級、全経・全商3級は優しい |
※引用:日本FP協会「FP資格について」、東京商工会議所「日商簿記検定とは」より
※難易度は筆者調べ
FP、簿記ともに、初心者から上級者まで、資格取得のための門戸が開かれています。
そのため、このあと紹介しますが、お金の知識がなくても、また初心者として学習を開始することでも全く問題ありません。
むしろ、国家・民間資格であるFP、公的・民間資格である簿記とも、初心者でも学びやすく構成されていることから、チャレンジしてみることをおすすめします。
簿記と言うと一般的に多くの方が受験するのが日商簿記ですが、同級の比較だと全経・全商に比べやや難易度が高くなっています。
FPと簿記の単純比較は出来ないですが、難易度比較としては筆者の見解ではありますが、FP3級は日商簿記初級、FP1級やCFP®は日商簿記2級と1級の間という形でしょうか。
日商簿記1級と、全経上級が抜きん出て難易度が高い位置づけになるでしょう。
それぞれの違いを確認して、学びたい分野から学ぶ、または双方学び、FP×簿記のダブルライセンスも有効でしょう。
・企業で数値面のスキルを活かすなら簿記
という点からまずは切り口に、資格取得を目指してみるのがいいかもしれません。
お金の勉強をした事が無く知識ゼロでも問題がない理由
お金に関する知識はゼロでも全く問題ありません。
企業の財務部や経理部にいるか、ファイナンシャルプランナーか、金融機関に勤めており常にお金に関する業務に携わっている方か、そもそも投資が好きな人以外は、あまり持ち合わせていないかもしれません。
すなわち、大多数の人が初めは知識が無いないことが普通でしょう。
筆者も最初はもちろんそうでした。
財務経理の業務に携わるようになって簿記を勉強して、その後ファイナンシャルプランナー資格を取っています。
誰でも資格取得やビジネス書籍を読む等、学習に向き合えばお金に関する知識を取得することが可能です。
最近ではNISAが非常に話題になっており、自分自身でも考えてみたいなと思っている人も非常に多くなっています。
そのような方もまずは、もっとお金を貯めたい、NISAを始めてみたい、さらには将来の不安や普段からのコスト意識等、課題意識を持つことから始まります。
一方で、資格取得は勉強時間がある程度必要だし合格するためには一定のハードルがあると感じられる方も多いのではないでしょうか。
最近では分かりやすく説明した書籍やYouTube動画も多くなってきましたので、まずは、そこからピックアップしてハードルを下げて学習してみるのもいいでしょう。
そのような方のために、筆者が参考になった書籍で分かりやすいもの3つを紹介します。
<お金の大学>
TwitterやYouTubeで大人気の学長のベストセラー本ですが、お金だけではなく、将来に向けて不安の解消のための取り組みなど、学びが多いです。
<バビロン 大富豪の教え>
世界的ベストセラー、100年読み継がれるお金の名著「バビロンいちの大金持ち(The Richest Man In Babyron)」が漫画化されたバージョンです。
<インベスターZ>
お馴染み学園モノ投資漫画ですが、中高生が考えているとは思えない、プロが考えるような展開ばかりです。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在、使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すことを目標としてストーリーが進みます。
お金のことを学ぶ大きなメリット3つ
お金のことを学ぶというと、以前の日本でしたら聞こえは良くなかったかもしれません。
もっと遡れば、個人が稼ぐということが、恥ずべきことであると解された時代もありました。
日本人は、なぜ「お金の話」をするのは恥ずべきことだと思うようになったのか?――マンガ『インベスターZ』に学ぶビジネス
先ほどもご紹介したインベスターZですが、この記事の中に出てくる時代からすっかり変わっており、今やお金に関して学ぶための国家資格も出てきています。
逆に、年金受給など将来の不安もあり、現在現役世代の方にとっては国をあてにせずに自分自身で資産を運用して構築していかなければならない世の中にきています。
むしろしっかりお金について学ぶべき時に来ていると思いますが、学ぶことによるメリットについて触れてみます。
お金に対して今のままでいいかの課題に気付く
まず、そもそもですが、資格取得や読書を通じてお金に関する知識を身に付けることで、「長い人生、将来を考えた場合に今のままでいいのだろうか?」と少なからず気付くことになるでしょう。
日々NISAの話題を聞くと、自分自身もやった方がいいのだろうか、そのように感じる方も非常に多いです。
将来の年金不安に対して、iDeCoを検討してみたいというのも同じような動機でしょう。
そうすると、学習した内容や成功事例を学んで、新たに何かを試してみようという気付きがでてくるのは当然の流れです。
そうは言っても、大多数の方は問題意識は持つものの、実際に資格を取得するということに重い腰を上げる方は、この筆者のFPと簿記の記事を読んでいる方を含めて少数です。
そのような方が多いからこそ、まずは簡単な所から学ぶことを考えてみることも大切でしょう。
身に付けた知識を自分自身で活用できる
次のハードルとして、資格を取得したり、読書をしてある程度知識を身に付けた場合を考えてみます。
自分事として、FP資格なら自分の資産運用に活かすことはできないか、という点に結びつくでしょう。
また、簿記ならより良い報酬やキャリアが得られる企業への転職や、社内でのキャリアアップのための異動も叶う可能性があります。
この点が次の学習の成果として結びついてくるかもしれません。
知識を身に着けることでさらにお金を生む可能性がある
さらに、身に付けた知識をフル活用して、新たな第一歩を踏み出せるかもしれません。
前述の転職によるキャリアアップもその一つですし、そこまで行かなくても安定した職についた状態で、身に付けたFPや簿記の知識を副業と言う形で活かせる可能性もあります。
さらには、お金の学習をFPと簿記の両面で深めることができれば、自分の資産運用と企業の数値面の分析(ファンダメンタル分析)などにも詳しくなり、資産運用やトレードでも活かすことができるかもしれません。
まとめ
FPと簿記の資格概要と、お金に関して学ぶことの重要性について紹介しました。
資格取得について、一定のハードルがある場合はまずはお金に関する興味関心からでもいいと思います。
また、個人のお金に関することならFP、企業なら簿記、と一定の切り口を提案しましたが、そこにとらわれず自身の進みたいキャリアと照らして考えるのも一つでしょう。
少しでも早い段階で気づきを得れば、時間的な効果を得られることもありますので、今回紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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