FP(ファイナンシャルプランナー)2級を取得し、今後のキャリアをどうしていこうかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「今の職場も今一つだし、新たな一歩を踏み出したいな」
そんなことも普通に考えることでしょう。
そのような方々のために、
・これまで転職経験がゼロだけど大丈夫かな
・早めに動きたいけど、上手く転職できるコツが知りたいな
こういった疑問に答えます。
筆者はFP3級から学習を開始して、FP2級、AFPを経て上位資格であるCFP®・FP1級資格者でもあります。
また、これまで4度の転職経験があり、今回紹介する転職エージェント経由で転職を実現している、実証された内容でもあります。
FP2級以上の資格者が失敗しない転職活動のポイント
本記事の内容としては、
・FP2級資格者が転職経験ゼロだけど問題ない理由
・FP2級資格者が会社にバレずに転職活動する工夫3つ
から構成されています。
今回はFP2級以上を対象としているため、FP3級、またはFP資格取得を検討中の方は今回すぐには参考にならないかもしれませんが、今後のために見て頂けるとありがたいです。
今回はFP2級以上の資格者が転職活動するポイントについて、わかりやすく解説します。
FP2級資格者が活動しやすい転職サイトをまとめました
筆者が特におすすめする転職サイトを4つ紹介します。
ビズリーチ:30代以上を対象とした「ハイクラス特化」した会員制転職サイト。20代も登録可能ですので登録してみるのもおすすめ。
doda:どの世代にもおすすめの求人情報・転職サイトdoda(デューダ)。検索条件で絞り込めば比較的希望職種が出てきやすい。
資格de就職:資格検定運営団体が求人紹介。資格があれば就職に直結しやすい。特に20代向け。
すべて無料で利用できるうえ、筆者も活用していたので、それぞれ紹介します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは老舗の転職サイトであり、筆者も若手の頃にフル活用した結果、1社転職に成功しています。
また、業界老舗で人材紹介最大手のリクルートが長年手掛けているサイトのため、求人情報が非常に多いです。
特に資格をもっていたり、得意なキャリアを積んでいてレジュメを充実させると、数多くのスカウトがくる可能性があります。
それ以外にも、リクルートのエージェント部門(ヘッドハンティング)からお声が掛かることがあり、エージェントが持っている、外に出ていない求人を紹介してくれる場合もあります。
ビズリーチ
ビズリーチは、おもに30代以上のハイクラスの方におすすめのサイトです。
筆者はかつてビズリーチ経由で直接企業からアプローチを貰い、転職に成功した経緯があります。
直接企業からアプローチがきたり、優秀なヘッドハンターから頻繁に誘いがきたりと、転職を考えるうえでは必須のサイトでしょう。
筆者がおすすめなのは、評価の高いヘッドハンターと良い付き合いをすることです。
さらに、ヘッドハンターと付き合うとことで、今回の転職だけでなく、今後末永くキャリアの相談に応じてくれます。
筆者の場合はビズリーチを通じて、友人になるぐらいに気軽に相談できるヘッドハンターまでできました。
また無事に転職が成功すると、ビズリーチからAmazonギフト券が貰えたりします。
doda(デューダ)
転職サイトとして知名度が非常に高いdodaは、インターネットが一般的になる前の情報誌から始まって今に至っている転職情報サービスです。
長年の歴史からのノウハウが非常に詰まっており、どの世代に対しても比較的ニーズがあう求人が掲載されています。
転職活動を行う際に筆者ももちろん登録していて、多面的に情報収集を行い、転職市場の研究にも役立ちました。
転職活動をするうえでは、どのような企業が、どのような求人を出しているかを研究することで、自らの転職戦略を考えていかなければなりません。
そのような時に、dodaに登録しておくと情報収集だけではなく、逆に企業からのスカウトを貰えることも高い確率であるでしょう。
資格de就職
資格de就職は資格をキーとして就職先を探すことができる、比較的珍しい求人サイトです。
企業のニーズと資格保有者のニーズがマッチしているところからのスタートとなるため、リクナビNEXTや、ビズリーチと比べ、求職者と企業の親和性が非常に高いといえるでしょう。
資格をベースにしてキャリアを積んでいきたい場合は、一番おすすめなのが資格de就職といえます。
FP2級資格者が転職経験ゼロだけど問題ない理由
FP2級資格者が、転職経験ゼロでも全く問題ありません。
誰でも最初は転職経験ゼロから開始しています。
特にFP2級資格者層が比較的多い20代〜30代の方にとっては、最初に就職した会社にずっと勤めている方も多いでしょう。
また、企業はFPや簿記など、数字に強い方は業界に関係なく歓迎されます。
FP資格者が持ち合わせている知識は、個人に対するファイナンシャルプランだけではありません。
とりわけFP2級以上の方は、資格取得を通じて企業の福利厚生や企業分析、税務、法律など、どの企業でも必要な知識のベースを持ち合わせています。
もちろん、業界経験が伴えばなおいいですが、異業界でもFPで学んだ知識やご自身の業務経験が十分活用できます。
筆者も4回の転職経験がありますが、筆者の場合は転職した際にFPの資格さえ持っていませんでした。
FP2級以上の資格があれば、さらに履歴書に箔がついたのではと思いますが、それでも転職できています。
自身の履歴書と職務経歴書を準備して、業務経験とFP2級資格をアピールしながらまず動くことが大切でしょう。
ただし、転職はメリットばかりではありません。
デメリットとしては、次の会社とカルチャーが合わない、希望していた業務と違った業務を任された、なども考えられます。
転職は現状維持のままでいくか、自分を変える新たな一歩を踏み出すかの人生の決断になります。
そのため、転職は検討を重ねて慎重に行う必要があるのも事実です。
FP2級資格者が会社にバレずに転職活動する工夫3つ
FP2級資格者が転職を検討する場合、周りに気を使いながら進めなければなりません。
筆者も経験した点で、重要な工夫すべき点を3つ紹介します。
次の転職先が決まるまでは退職しないこと(おすすめ)
まず、前提ですが、次の転職先が決まるまでは退職しないことが重要です。
理由は、人間は収入が途絶えるという金銭的不安が出てくると、急にメンタル的に不調になってしまうとともに、中々次が決まらない場合は焦りが出てくるためです。
これは筆者が4回の転職経験の中で、一番意識していることです。
また、筆者は全ての転職について、必ず次が決まってから転職しています。
就業しながらの転職活動なので、上手くバレないようにしなければなりませんが、このあと紹介する方法を上手く使いながら乗り切ることが必要です。
一方で、やむを得ずに退職が先になってしまった場合は、こちら
【FPトピックス】いざという時に役立つ、失業時手当受給のポイント
の記事も確認してみましょう。
退社後に面接がある場合は服装に注意すること
普段はカジュアルで出社しているにも関わらず、面接日だけ正装で出社することとなった場合、周りはほぼ100%あなたの異変に気付きます。
もし、「転職活動をしているのでは」と気付かれると、今後の社内の関係がギクシャクしてしまうことも有るかもしれません。
そのため、出社後面接に行く場合は十分注意して下さい。
できれば、
・午前や午後半休を取って面接に向かう
・面接もカジュアルで良いか確認する
→ベンチャー企業だとほぼOKですが、金融・不動産・士業事務所系などスーツ着用が望ましい場合があるので要注意
・スーツを事前に準備して駅のロッカーに入れておき、トイレで着替える
などの工夫がいるでしょう。
そして、転職エージェントを通じて活動する場合は、必ず上記を転職エージェントと整合を取るのが望ましいです。
場合によっては、カジュアルでの面接も許可して貰えるかもしれませんが、その場合は理由を丁寧に伝えていくことが望まれます。
同僚や先輩に伝わらないように秘密裏に進めること
転職活動していることは、たとえ仲の良い同僚であっても、絶対に言わない方がいいでしょう。
どういう形で上司や先輩に伝わるか分かりません。
伝わった場合には、引き止めにあったり、最悪を想定すると業務上の嫌がらせやハラスメントに合うことも想定しなければなりません。
まとめ
FP2級資格取得を機会に、転職という新たな一歩を踏み出し、更なるスキルアップを図ることはキャリアを形成していく上で非常に重要なプロセスでもあります。
リクナビNEXT:老舗転職サイト。若手ならスカウトが結構来ますのでまずは登録がおすすめ。20〜30代向け。
ビズリーチ:30代以上を対象とした「ハイクラス特化」した会員制転職サイト。20代も登録可能ですので登録してみるのもおすすめ。
doda:どの世代にもおすすめの求人情報・転職サイトdoda(デューダ)。検索条件で絞り込めば比較的希望職種が出てきやすい。
若手転職エージェントサービス【資格de就職】:資格検定運営団体が求人紹介。資格があれば就職に直結しやすい。20代向け。
「転職は慎重に」という言葉があるとおり、筆者の経験上もその言葉に異論はありません。
しかしながら、一歩を踏み出さないと、その後のキャリアを築いていけないのも事実です。
FP資格を通じて、転職という手段も新たな人生を開いていく一つの手段です。
それぞれ5分程度で登録できるうえ無料なので、まずは行動から始めてみましょう。
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