【FPトピックス】配当利回り(会社予想)について分かりやすく解説

FPトピックス
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基本的に企業の財務状況や株式指標を見る時には、筆者はYahoo!ファイナンスを使うことが多いのですが、たまたまランキングを見ていて気付いた点があったので、記載してみたいと思います。

今回は配当利回りについて触れてみます。

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配当利回りとは

FP3級、FP2級試験の金融分野で、基本的な所として株式指標関連の問題がでてきます。

株価や利益を与えられた段階での計算問題であったり、〇×問題であったりが出て来るでしょう。

PER、PBR、BPS、ROE…

FP3級で勉強し始めた際にこれらの英字を見て、結構嫌な感じがする方も多いと思います。

得意な方は簡単に流せますが、取っつきにくい方は中々覚えるのに難儀します。

そのような中で、今回特に気になったものとして、日本語指標ですが「配当利回り」についてです

配当利回りとは、株価に対して、どれだけを株主に対する年間配当に回すかという指標です。

配当利回り=年間配当総額÷株式時価総額

一株あたりに換算するために、配当総額、株式時価総額の両方に発行済株式数で割ると、


配当利回り=(年間配当総額/発行済株式数)÷(株式時価総額/発行済株式数)

1株当たり年間配当÷株価

となります。

似たようなものに、「配当性向」なるものがあり、こちらは企業が出した利益に対してどれだけを配当に回すかという指標です。

同様に、

配当性向=配当総額÷純利益


=(年間配当総額/発行済株式数)÷(純利益/発行済株式数)

=1株当たり年間配当÷1株当たり純利益

となります。

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配当利回りランキング

筆者が好きなのは、このYahoo!ファイナンスのランキング系ページです。

ストップ高、ストップ安、売買代金や時価総額などの基本指標から、売上高、各種利益、PER,PBRといったファンダメンタル指標、さらにチャートにおける移動平均乖離率などテクニカル指標なども確認することができます。

筆者としては、基本的な指標については、このランキングページを見ているだけで、分析とかしてしまうと半日ぐらいは余裕で過ごせるぐらいのものです。

そのような指標の中で、配当利回り(会社予想)ランキングというのを朝から見ていました。

ちなみに、22年8月16日の株式市場が開く前のTOP10です。

10%を超えている銘柄が何と2銘柄あります。

海運系は輸送費高騰に乗って、利益を莫大にあげることに繋がっている業界ですが、配当利回りがこれだけ高いということは、株主に還元しようと考えていることになります。

すなわち、新たに投資に回して売上、利益に貢献して企業価値を上げるよりも、それ以上に余りあるお金が残る事から、出資者に戻すことを優先するというものです。

逆に成長投資にお金を使いたいベンチャー企業は、配当を行わない無配で、さらに赤字を継続して投資を継続する企業も存在します。

以前中々見られなかった配当利回り10%の指標については、株価の10%が配当として還元されるということになります。

例えば、1位の日本郵船の場合は

・8/15の終値株価は10,760円
・1株当たり年間配当1,435円
・配当利回り=1,435円÷10,760円=13.34%
・単元100株のため、単元保有だと年間配当総額=1,435円×100株=143,500円
1,076,000円の投資に対して、143,500円の年間配当

ということになります。

FIREを考える際に、ある株を買って毎年一定の配当が入ってくるってことを考えることもありますが、そういった場合には配当利回りはイメージしやすい指標ですね。

ただし、株価は変動するとともに、配当利回りは会社予想なので、将来的にはどのようになるかはわかりません。

また、どう考えるかは各々のご判断になるかと思いますので、FP学習のための指標の説明の範囲となります。

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まとめ

FP試験でも頻出の株式関連指標について、気になった配当利回りについて少し触れました。

FP関連の金融は中々イメージしずらいものもありますが、Yahoo!ファイナンスの様に具体的な指標を使ってイメージすると理解も促進するのでお勧めです。

FP試験直前で時間がない時には時間も掛ってしまうため難しいかもしれませんが、合間の学習には最適かと考えています。

 

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