FP(ファイナンシャルプランナー)2級のための学習方法その2として、具体的な勉強方法などについて書いていきたいと思います。
筆者がFP3級から学習を開始し、FP2級、AFP、CFP®、FP1級の学習経験を通じて一貫して実践してきた内容です。
FP2級合格に向けて記載していますが、それ以外の学習でも活用できますので、参考にしていただければ幸いです。
テキストを活用したFP2級攻略のための学習方法
今回の内容は次のような構成となっています。
・FP2級用テキストについての考え方(自分流オリジナルテキストとテキスト電子化の工夫)
それぞれ筆者がFP2級学習の4か月間の間で実践してきた手法で効果を出してきた手法を紹介します。
FP2級の学習で大切なこと
FP3級の学習でも記載しましたが、大切にしておいたいい点としてはFP2級の学習も変わらないと考えています。FP2級編でも順を追って見て行きたいと思います。
完全理解よりも部分理解で先に進める
FP2級は、FP3級に比べて範囲が広くなおかつ深くなっています。
FP3級攻略でも触れましたが、範囲が広い分、効率的な学習方法が求められます。
そのため、分からない所に時間を掛けるよりも、まずは部分理解のまま先に進めて全体像をつかんでおくことが大切でしょう。
一例として、6月の試験に臨むことと計画を立てた場合、遅くとも全体の学習は4月には終えて、5月、6月は過去問学習に当てる、更にそこで理解が薄かった所に対する肉付けを行うことで進めるなどのイメージを持った方が良いと思います。
逆に直前まですべてのカリキュラムが終わらず、平易な所がこなせなかった場合は、他の受験者は解答できるのに、自分が解答できないという事態に陥ります。
落としてはならない所を落としてしまうようなことだけは避けなければなりませんね。
満点を狙いに行かない学習
FPのような絶対評価に限らず、どの試験でもよく言われますが、試験は満点を狙う必要は全くありません。
絶対評価の試験の場合は、とりわけ明確で、FP2級は6割取れれば合格です。
逆に言えば、学科、実技とも4割は間違えても合格になるのです。そう考えるとちょっと安心感も生まれるのではないでしょうか。
その場合の考え方として、仮に
・2割は残りの2択まで絞り込めるように学習する
・残りの3割は4択でどれが正解か分からない
とすれば、それだけでも合格点に十分近づきます。この考え方を加重平均として見ると、
50点+20点×1/2+30点×1/4=期待値で67.5点
となり、十分合格圏内です。
如何にして完璧に正解を出せる問題数を増やすかが大事なのは言うまでもありませんが、2択まで絞り込める問題数を増やすかも合格のカギとなるのがお分かりかと思います。
完璧を求めるよりも、多数の可能性を求めるのが良いのが資格学習方法の合格のポイントといえるのではないでしょうか。
FP試験専用ではないですが、こちら
も参考になります。
テキストについて
テキストについてですが、FP3級同様、FP2級も1冊を自分流に如何に使いこなすかが重要になってくると考えています。
色々と目移りして、テキストが固定されないのが一番効率が悪いと言えるかもしれません。
テキストは1冊で十分
自分にあうテキストを検討した中で、何か1冊のテキストに絞り込めればそれでいいかと思います。
他のテキストも持っていて、そこも参照するのもあるかと思いますが、中心的に見るのは1つのテキストに絞り込み、ノウハウが分散しないようにすることが大切です。
複数あるとそれぞれを見たりして知識の定着が分散しがちなことから、1冊に絞り込んで学習することが望ましいと考えます。
FP2級のお勧めテキストについては、FP(ファイナンシャルプランナー)3級合格のためのテキスト選び
で細かく紹介しています。
自分オリジナルのテキストを創る!
テキストによっては、これがいい、あればいいなど評価があったり、ベストセラーがあったりしますが、筆者としては自分に合うものでいいのではと考えています。
なぜなら、どのテキストを購入するにしても、テキストから何を学ぶか+自分で何を加えていくか=自分のオリジナルテキストの構築、が重要になってくると考えているからです。
自分で何を加えていくか、は後ほど触れる過去問学習と関わってきますので、そこでも触れたいと思います。
また、テキストは継ぎ足しが簡単にできるように、ノートアプリ「GoodNotes 5」を利用して電子テキスト化して、CFP全科目合格まで継ぎ足し継ぎ足しで秘伝のテキストとして使ったので、結局原型を留めないぐらいになってしまいました。
ちなみに、筆者はFP YouTuberでおなじみおーちゃん先生の書籍を購入し、自身で使うために自炊し電子化しました。
当時のものは事情あって発売中止になって様ですが、私はCFP®全科目合格まで使い続けていました。
電子書籍の有効活用
上述で「GoodNote5」について触れまして、ちょっと大袈裟かもしれないですが、GoodNote5は筆者の人生を変えた=短期間でFP3級からCFP®まで合格できたアプリと言っても過言ではないぐらいの神アプリだと思っています。
無駄な時間の排除や、持ち運びの手軽さ等、学習の効率化に極めて寄与したためです。
とりわけPDF化できる電子書籍は、WEBの情報や文献等を切ったり貼ったりも画像やテキストベースでもできるので、紙のテキストに比べて圧倒的に便利です。
ただし、タブレットの画面サイズによっては書籍よりも小さくなってしまうので、注意が必要です。
電子書籍(PDF)が無い場合
学習の電子化を行うには、電子書籍、とりわけPDF化された書籍であると尚便利です。
通常のKindleやその他プラットフォームでは、メモをしたりマーカーをしたりすることは出来るかもしれないですが、追加で画像を貼ったり、任意でノートページを追加することが出来ないためです。
お勧めは自炊で紙の書籍を電子化して、ノートアプリを用いて学習する方法です。
場所を取らない事や持ち運びに便利なことなどの後々の事を考えると、業者に頼むと自炊費用が掛かったり、自分で集計したりする分を考えても、余りあります。
過去問を繰り返し解くときには、書籍のベースがPDFデータであるため問題集のコピーが簡単にでき、繰り返し複数回使えるため非常に便利です。
紙には出来ない応用が利きます。
ただし、著作権にはくれぐれも注意して使う必要があり、あくまでも複写は個人利用の範囲でご活用ください。
にも概要を記載しているので、合わせてご参照ください。
まとめ
今回はFP2級学習で大切な事と題して、学習する際に注意した方がいい点、テキストの考え方を中心に記載しました。
本来、この後にインプットやアウトプットの学習について記載するつもりでしたが、色々と書いていると、長くなっているので今回はこの辺にしまして、次回以降記載したいと思います。
・FP2級の学習において大切なポイントを2つ(完全理解よりも部分理解、満点を狙わない学習)
・FP2級用テキストについての考え方(自分流オリジナルテキストとテキスト電子化の工夫)
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