※本ページはプロモーシ
少し前に、FPジャーナル23年8月号から新しい金融の流れを紹介させて頂きました。
普段CFP®、AFP会員に月一で配達されるFPジャーナルですが、斜め読みするだけで納得している自分となっており、実際に読んだことが定着しているのかという疑問がありました。
当ブログは、FP資格合格のためのポイントに加え、資格は取得するだけではなく活用しないと意味がないという観点から、FP資格の業務や生活における活用方法やさらなるスキルの深堀を目的としています。
そのため、今後はFP1級とCFP®資格者である筆者により、FPジャーナルの内容で活用できる内容も具体的に紹介していこうかと考えています。
独立や起業、副業に効くCFP®やAFP資格~FPジャーナル8月号
23年8月の特集として、「独立・起業・副業に効く!CFP®AFP資格」と題して、ケーススタディやアドバイス付きで、実際に資格者が実践されている内容が紹介されています。
「独立・起業」は同様の観点での記載になりますが、「副業」はなんらかの本業を進めながら、極力リスクはなく、FP関連ビジネスを始めるということになるかと思います。
筆者のお勧めはもちろん「副業」であり、本業をしっかりとやるなかで可能性を探りながら副業を探していく、そのようなイメージです。
FP資格に限らず、どのような資格であっても取った直後にすぐに副業ができる訳ではなく、ある程度の積み重ねや、副業におけるトライ&エラーも重ねながら実施することになるでしょう。
FPジャーナルの特集を見て感じたことや、副業に活かした方がよい観点など、FP資格取得者に限らず、参考になる点を記載したいと思います。
本業と副業の切り分けのポイント
副業に本業とのシナジーを持ってこられる方が多いかと思いますが、本業と副業では双方で切り分ける必要があります。
業務の内容的にもそうですし、執務時間も同様であり、特にサラリーマン等の本業がある方であればなおさら重要な論点です。
副業可能かの前提を確認する
「副業」、「副業」、と記載しましたが、そもそも副業が可能かどうかというのを所属会社の就業規則等で確認する必要があります。
副業の中には、同業の業務や競合他社の業務をしてはならないなどの取り決めが必ずあると考えられます。
原則としては、副業が禁止されている場合であっても、大元の日本国憲法第22条では、職業選択の自由があり、業務時間外であれば何をしてもよいという解釈になるでしょう。
とはいってもこの辺りは、会社の方針に従いつつ、上手くやる必要があるといえます。
自分自身のウリをどうするか考える
FPジャーナルに登場している方の記事においても、ほぼすべての方が自分自身がどういう経験を経て、どのようなことを将来的に売りにしていくかが明確化しています。
そういった意味でも、まずは自己分析をして、さらにはトライ&エラーを重ねながら、自分自身のウリとなる部分を固めていく必要がありそうです。
副業に着手してもすぐに成果が出るとは限らず、また成果が出たとしても継続的に成果に繋がっていくかも難しい所です。
勝ちパターンを構築しながら、新たな自分を作っていくことも大切になってくるでしょう。
副業の時間を確保する
副業をするためには、本業と切り離して、必ず時間を確保していくことが必要です。
本業が平日昼間の方であれば、副業は平日夜間か早朝か、または土日等の休日かなどの時間になるでしょう。
本業の時は本業に集中し、副業時間は副業に集中する、そのような切り分けが上手くできればいいですね。
資格取得の場合も同様に、仕事中と、仕事の後の学習時間や隙間時間の活用など実践することになるかと思いますが、これまでの
学習時間→副業時間
に変えるだけと考えれば、よりイメージしやすいかもしれません。
副業をやり過ぎて本業に支障をきたさないようにすることが大切
副業は国をはじめ、企業によっても推奨されているところはあるかと思いますが、まずは本業でしっかりと成果を出すことが第一優先です。
本業のベースとなる収益があって、プラスアルファの収益を得るための副業という観点からすると、副業ばかりやって本業の成果がおろそかになり、評価が下がって給与も下げられてしまっては、副業の意味が全くありません。
そういった意味でも、本業が忙しい場合や集中しなければならない場合は、副業はキリのいい所で直ちに絶つことも頭に入れておく必要があります。
FP副業のためのネタ探し
FP副業の場合であれば、どのような切り口で副業ネタを探していけばいいのでしょうか。
考えられる視点として、FPジャーナルで紹介されていた切り口も含めて確認できればと思います。
まずは自分自身の副業のスタイルを考える
自分自身のウリを考えるというところでもありましたが、どのような強みをどう活かすかという点を考えなければなりません。
営業力がある人にとっては、顧客に対して会話する強みを持っているでしょう。
そのような方であれば、PCに向かって執筆する業務よりも、顧客と対話して新規受注を獲得する業務がより親和性があるのは明らかです。
筆者の様に、営業に強みがない場合はその逆であり、営業力を活かすよりも自分自身のノウハウをどうやって提供していくかや、営業が取って来た案件を裁く方に向いている形、さらにはWEBライターとして、FP関連を中心としたスキルを磨いていくことになるでしょう。
副業で手っ取り早いのはやはりクラウドソーシング
素早く案件獲得に繋がる可能性があるのは、クラウドソーシングの分野となるでしょう。
具体的には、クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったサイトに登録して、案件に応募するスタイルがまずは試したい所です。
詳しくは、以下
にクラウドワークスの事例を取り上げながら詳細を記載していますので、検討される方は是非参考にしてみてください。
副業サイトに登録する
副業、兼業として、業務委託として採用される場合も想定されるでしょう。
おもな業務委託登録サイトとしては、副業や兼業を通じて地方の課題を解決するOtanomi(オタノミ)や、週1度、本業とは違う働き方を考える週1社員
、さらには仕事を探すためのスキルシェア登録サイトのフリーランスワーカー.jp
など、コンセプトをより明確にして取り組める副業があります。
サイトに登録する際には、まずはFP資格やFP関連業務にこだわらないことも大切で、可能性を広げていくことで、FP資格やFP資格取得の際に学習した成果が発揮できることもあるからです。
まずは、副業先というインプットを増やすことで可能性を追求しつつ、上手く行き始めたら業務や副業先を絞り込んで検討していくのも一つの考え方でしょう。
FP業務にこだわるなら相談会やSG(スタディ・グループ)に参加
一方で、折角取得したFP資格ということで、FP業務にこだわる方法もあるでしょう。
その場合であれば、FP協会の各支部が開催する相談会に出席してスキルを磨くか、FPの団体に加入して相談員として対応することも考えられます。
また、CFP®やAFP資格者の団体である日本FP協会の会員であれば、都道府県支部が実施しているSG(スタディ・グループ)に参加して、研鑽しながらネットワークを構築していくということも考えられます。
SGのセミナーに参加すれば、日本FP協会が義務付けている単位取得も可能になるので、一定のメリットもあるでしょう。
さらに、CFP®資格者であれば、FP協会のCFP®登録制度(CFP®認定者検索システム)がありますので、そこで自分自身の持ち味や実績を紹介して、PRする方法もあります。
その場合においては、FP関連業務の実績やホームページの開設、さらにはSNSの運用等の取り組みがあれば、より想定顧客からもイメージしやすくなるでしょう。
独立・起業は一定のハードルも
今回の23年8月号のFPジャーナルの中で紹介されている方は、全て独立された方になっています。
独立・起業は業務上における自由が非常に広がる反面、収入面ではサラリーマンと比べ物にならないぐらい不安もでてきます。
紹介されている方は、独立・起業した直後、すなわちサラリーマン退職時の収入と現在の収入の比較がありますが、大きく凹んでいる方もおり一定のリスクが伴うことになります。
収入面が安定しない場合にはサラリーマンであることが、いかに恵まれた環境であるかを悟ることになるかもしれません。
一方で、主婦であったり定年退職した方にとっては、独立・起業は新たな収益源としてのきっかけとなることが想定されるので、大きな投資を必要としない起業であれば、プラス部分が多いともいえるでしょう。
独立する場合は、FP独立プログラムなどを有効活用して、新たな顧客を開拓する道などもあるかもしれません。
まとめ
FPジャーナルの23年8月の特集として、「独立・起業・副業に効く!CFP®AFP資格」から、とくに副業面を取り上げて筆者なりに紹介しました。
リスクのない形はサラリーマンという安定収入を得ながら実施する副業であり、独立・起業はサラリーマンという立場が無くなる事から、自由は得ることができるものの一定のリスクを伴うこととなります。
サラリーマンという安定的な職についている方については、まずは副業という切り口でチャレンジしつつ、将来に備えていくこともひとつでしょう。
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